人形になる

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著者 : 矢口敦子
  • 中央公論社 (1998年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120027925

人形になるの感想・レビュー・書評

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  • おそらくこの小説は私を傷つけるだろう予感はしていた。たまに、自分を痛めつけるようなマゾヒスティックな読書がしたくなる。これもわかっていて手を出した一冊。
    私自身がそう遠くない将来、酸素吸入を必要とする体になるだろうし、車椅子の可能性もある。だから「誰かの役に立てるのか」という命題は常に頭の隅にある。
    その命題を真っ向からテーマにしていると読むか、夢野久作的なグロテスクなメルヒェンとして楽しめばよいのか、作者の意図が計れない。ただ、作者のプロフィールを知ることで、私のなかでは納まりがついた。

    代替可能ではなく唯一無二のお人形として愛するのなら、それは純愛だ。どんな意味に於いても〈わたし〉が壊れたときは、双一郎さんも一緒に死んで欲しい。乱歩の『ひとでなしの恋』のように。

  • ウスラサムイ

  • 思い病気で一人では身動きが取れない女性が、
    友人の彼に思いを寄せる。

    封印していた「恋」を解き放ち、
    こんな自分にも幸せが訪れるのだと。。。

    しかし、それは、求めていた愛とは違っていた。。。

    彼が求めているのは、「人形のような女」。。。
    それでも、彼女は、その愛を受け入れようとする。。。

    ちょっぴり妖しく、切ない、モノガタリ。。。

  • 柔らかい雰囲気で暗い中篇2本。略歴見て作者さんの境遇もこの作風に影響与えてそうだなあと思ってしまった。(桐切)

  • 矢口敦子さんにはまったきっかけの一冊。

  • 体が不自由な女性が彼女を持つ男に恋に落ちるという話。

    本の題名に惹かれて読んだのだが、なかなか面白かった。
    ラストはただただ呆然。
    本当の意味で「人形」しか愛せない男と、そんな男を愛してしまった女の話・・・と言ったところか。
    やるせないけど、結構好きな終わり方。

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