日本史を読む

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  • 中央公論社 (1998年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120027963

日本史を読むの感想・レビュー・書評

  • 談論風発に日本史のいくつかの場面を対談する。公式史ではなく、へえ、なるほどという話が多い。恋と密教の時代、院政期の乱倫とサロン文化、異形の王とトリックスター、足利時代は日本のルネサンス、演劇的時代としての戦国、時計と幽霊に見る江戸時代の日本人、遊女と留学女性が支えた開国・・・タイトルから興味をもてます。恋は日本の発明だった、現代の先端知識で分かる白河法皇と待賢門院の不倫の証拠、楠正成の人気の秘密、足利時代になぜ文化が花開いたか、等々。2人の楽しい対話は弾みます。

  • ともかくおもしろいから、読むことをお薦めする。「恋と密教の古代」、「院政期の乱倫とサロン文化」、「異形の王とトッリクスター」、「足利時代は日本のルネッサンス」、「演劇時代としての戦国・安土桃山」、「時計と幽霊にみる江戸の日本人」、「遊女と留学女性が支えた開国ニッポン」、「近代日本 技術と美に憑かれた人びと」の8章からなる。

    とくに興味深かったのは、白河法皇と中宮・璋子の関係、権力と権威の象徴(代償)としての性的放縦を述べた日本独特の政治支配形態である院政を扱った章である。また、後醍醐天皇と楠木正成を扱った「異形の王とトリックスター」、イエズス会と歌舞伎の関係など、興味が尽きない。対談集の元になったテキストに直に当たりたくなる本である。

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