贋作工房

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著者 : 夏季真矢
  • 中央公論新社 (1999年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120028793

贋作工房の感想・レビュー・書評

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  • 図書館でたまたま手に取った1冊。
    美術を題材にしたハードボイを小説。
    ハラハラドキドキで一気読みの1冊。
    グロテスクなシーンの必要性が正直不明なとことも。美と狂気を表現するための描写なのだろうけど、逆になんだか薄くなってしまうような、、、。
    とてもライトに夢中になれたので、他の作品も読んでみたい。

  •  フェルメールの贋作を巡るハードボイルドな美術ミステリ、フェイク・ファクトリー・シリーズの第一作。
     舞台はニューヨーク、東京、パリ、フィレンチェ。
     稀代の贋作師、大富豪の財政を支えた模写制作、ナチスの絵画強奪、生き馬の目を抜く美術館の出世競争。
     第二次世界大戦から現代に至るまで、美と欲が渦巻く濁流は、メトロポリタン美術館の元キュレーターと天才ハッカーが仕組んだ罠へと収束する。
     交錯するいくつもの時代と場所を同時進行で追うことになるが、渦中の父子を軸に、点が線として収斂する辺りから、物語は厚みを増す。
     しかし、その盛り上がりに比して、結末がいささか抒情的に過ぎるきらいがないでもない。
     数多の憎悪を招いた者達は、復讐も制裁もさほど受けることなく、ネオナチ紛いの惨殺事件も宙に浮いたままとなり、犯人らがナルシスティックな心中を遂げて幸福感と共に終わる下りは、(展開自体は良く出来ているものの)若干拍子抜けしてしまった感がある。
     とはいえ、多層な展開と濃厚な描写で読ませる勢いはあざやかだ。
     何より、作中の台詞が、人間社会における芸術の本質を突いている。

     “芸術とは、美であるとともに醜でもあることを。善であり、また悪であることを。芸術をどのように定義するかは、人間の良心が決めること。”

  • ライトな読み心地の中に 知的好奇心をくすぐる要素があり、楽しませていただきました。

  • スピーディーで気持ちのよい展開に満足。ただし、少し大人向け。

  • 久しぶりに夢中で読んだ。
    有名じゃないのはなぜなの??
    これが現実とどれくらい違うのかよくわからないけど
    とにかくおもしろい!!

  • 学芸員の勉強をしていた私にとって、キュレーターという仕事は
    あこがれの仕事のひとつでもあります。
    そんなキュレーターが主人公で(しかも美人!)私の大好きな
    コンゲーム(騙す騙されるの世界)が要素に加わってるとなったら
    読まないわけ、ないじゃないですか!
    有名すぎる画家も舞台も胡散臭くならないのは魅力的なキャラクターと
    前向きなストーリーのたまもの。
    読んで子供のようにどきどきできる本ってなかなかないですよ。
    オススメ。

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