寿司屋のかみさん、エッセイストになる

著者 :
  • 中央公論新社
3.86
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120030062

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館の本のリサイクル本のコーナーにあり
    たまたま手にとりました。

    もともと物を書くのが好きだった著者が雑誌や新聞への投稿を頻繁に行うようになり、ひょんなことから本を出さないかと誘われ、本を出し、ドラマ化されという、自分史が軽妙な語り口で書かれている。

    面白い。寿司屋のカミサンという立ち位置もよい。仕事に関わりながらあくまで寿司職人であるご主人の補佐役なので少し覚めてみている。

    最初の本を書き始めて 出版まで足かけ7年というのも並大抵ではない。

    優しく謙虚な感じですが、芯がしっかりしているのだとわかる。

    テレビドラマ化されると原作を超えて ドタバタになってしまったり
    原子力発電所で講演を依頼され30万円もらったり
    寿司屋を切り口として その時その時の社会の姿も垣間見える。

    なかなか良いエッセイです。

  • タイトル通り、寿司屋のおかみさんが、投稿に目覚め、本を出すようになるまでとそれからの話。

    寿司屋のカウンター、二十歳の頃勇気を出して座ったものの、注文のタイミングがわからずドキドキしたなあ。
    今じゃ気楽な回転寿司やスーパー。
    いつか常連になって大将やおかみさんと気楽に話ながら寿司をつまめる日が来たら嬉しいな。

    【図書館・初読・12/14読了】

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞を受賞。児童書の作品に「ゆうれい回転ずし」シリーズ、『にっこりおすしとわさびくん』『ばけねこキッチン』『ハッピィ・フレンズ』(以上、講談社)など多数。『寿司屋のかみさん うちあけ話』(講談社)をはじめとするエッセイ「寿司屋のかみさん」シリーズは10作を超える。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある。

「2023年 『晴さんのにぎりずし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐川芳枝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×