スカイ・クロラ

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 4853
感想 : 715
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120031588

感想・レビュー・書評

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  • ものすごく静かで淡々と進む話。

    漫画版を読んだことがあったので主人公が女の子だと思って読み始めたのですが、違うようで。

    この巻を最初に読んだせいか、話の内容についで行けず、あまり楽しめなかった。

    巻数順に読めばもっと楽しめたのかな?

  • とても不透明なファンタジー。

    キルドレという子供の姿のままに永遠に生き続ける彼らは、戦争のために、飛行機に乗って戦う。

    キルドレたちの心の葛藤が描き出されている。

  • 英語タイトルはsky crawlers。キルドレである主人公を中心とした、戦闘機パイロットの物語。職業戦士の苦悩が描かれているようでいて、戦いの背景が不明瞭な淡白とも言えるファンタジー。

  • 2012.02.02

  • ずっと気になっていた作者。
    やっと読むことができました。

    こういう雰囲気の話は
    嫌いじゃないけど
    ちょっと…苦手かな。
    自分の想像力が足りない?のかも。
    いまいち入り込めなかった。

    だけど後のシリーズが
    気になるといえば気になる。
    うーん…どうしようか。

  • 期待して読んでしまったからか、ジョークのやりとりにげんなりし、話の設定は面白そうなのに、淡々と進むため入り込めないまま、読了。

  • 『スカイ・クロラ』シリーズ、一気読み&まとめレビューです。
    読むのは2回目。前回から3年半(たしかD1の夏。。。だったかな?)。

    クサナギ・スイトを中心とした、空を飛ぶためだけに生まれた子供たちの話。

    詩的な文章、飛行シーン、キルドレたちの心情。どれも本当に綺麗。読んでいる1か月の間、心がとても静かだったような感じ。

    前回よりも、読んだ時の感触が良かった。
    ミスリードや気付かなかったところが沢山あって、もやもやしていたところが色々スッキリした。

    が、最終話の『スカイ・クロラ』はまだもやもやしてる。置いてけぼり感が残ってる。映画を観てしまったせいもあるかも。
    誰の言葉を信じるか。
    一応、自分なりに一つの解釈はしたつもりだけれど、たぶん、読む人、読む時期、シリーズの読む順番によってまた変わってくると思う。
    まあ、このもやもや感も、この作品の特長。この感覚も、たまにはいいものだ笑。

    こうゆうストーリーの本筋とは別に、森作品独特の、抽象的でトリッキーで、遊び心満載なところが、本当に大好きだ。中毒性強し。

    今回読んで一番気に入った巻は、『フラッタ・リンツ・ライフ』。クリタ・ジンロウが主人公の話。前回は一番印象が薄かったので、意外だった。
    クサナギ・スイトに対する、彼の愛情に思わず涙ぐんでしまった。

    折に触れて、また読みたいと思う。

    シリーズ全巻を揃えてくれていた市立図書館様に感謝。

  • スカイクロラシリーズ。戦闘機パイロットが主人公。自分とは何か、記憶は本物か。キルドレとはなにか。
    主人公の感覚がぼんやりとうかぶかんじ。きれいに読める。

  • 最初の設定が上手く想像できなくて??だったけど中間からどんどん読めた。この淡々としたかんじが理系小説家らしい

  • N.Nさんからのコメント

    戦争を知らない大人たちに捧げよう。
    彼らの過ちは三つある。
    子供たちが自分たちから生まれたと信じている。
    子供たちより多くを知っていると思い込んでいる。
    子供たちがいずれ自分たちと同じものになると願っている。
    それらの妄想の馬鹿馬鹿しさといったら戦争よりも悲惨なのだから。


    OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000922998

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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