チャイ・コイ

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著者 : 岩井志麻子
  • 中央公論新社 (2002年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120032806

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チャイ・コイの感想・レビュー・書評

  • ダ・ヴィンチで知り読みたいと思い借りた。
    初・岩井志麻子。
    ここまで濃厚だと思わなかった。
    たぶん20代や未婚の人は受け付けないだろうな、
    この内容は・・・。赤裸々すぎる。

    小川内初枝さんの「求愛ダンス」に
    雰囲気が似ているような気がする。
    ここまで書いていいのかな?小説家と編集者のカンケイに
    どきまぎして、「限りなく透明~」を高校生の時に読んだ
    衝撃を思い出してしまった。(内容は全然関係ないけど)

    ただ肉体だけの話かと言うと、そんなことはなくって
    読み進めていくと、このひとのの中は孤独とか
    寂しいとかで表せないほどの、大きな穴があって
    何をしても満たされない哀しみがあるんだと感じた。

    離婚、子供が夫側にいて・・・継母にやっと慣れたから・・・
    というシーンが出てきたときに
    愛人を想う気持ちと、わが子を想う気持ちが重なってしまって
    「混乱」しているんだと思った。

    そう思うと、なんか悲しくなって、切なかった。
    この時期、とことん孤独だったんだろうな。

    文章がとてもきれいだった。
    「チャイ・コイ」はベトナム語で「果実」

    バリやベトナムとかインドが舞台の小説って独特な
    濃い香りがする。

    残された愛人はその後どうなったんだろう。
    そう思うと切ない。

  • 知らない南国の地のなまぐささがうまく描かれててとても良かった。
    官能的な描写も繊細な言葉が使われているのだけれど、後半は特にセックス描写ばかりで終わり、やや物足りなかった。

  • 変なオバチャンでおなじみの志麻子センセイ。
    でもさすが文章はとても綺麗。ベトナム人男性とのコトが書いてあるのだけど、そのベトナム人のセリフが一つもない。視点も一人称だし、まるで直接体験談を聞いているみたいなどきどきが味わえる。
    ベトナムの気だるくてほこりっぽい空気を感じられた。
    行ったことないのに、情景を連想させる筆力はすごい。

  • 私には今一つでした。

  •  もっぱら、セックスのこと。
    日本の彼氏とベトナムの愛人とのセックス比較?

     見方を変えればセックスの楽しみ方(女性から見た!!)???を事細かく書いている? そんな見方もできるような本。
     ポイントは2点ですから、・・・・・!!の本かな。

  • ☆を2つにするか3つにするか。
    岩井さんのちょっとした言い回しに、やっぱりこの人の文章は大好きと思わせてくれる。
    ホーチミンという街の薄汚れているようで、その割に街にあふれる若い人たちのこぎれいなバイクやパリッとした白いシャツといった清潔感。
    そういうあの街の、私って、結局、アジアの方が落ち着く・・・と思えてしまう匂いまで、懐かしく読みました。
    雰囲気も心情も出来事も何もかも小説・・・私小説として十分成り立っているので、ケチをつけることもないのですが。

    ☆の数で悩んでしまうのは、読みたい小説ではなかった・・・という勝手な期待に肩透かしをくらったからでしょう。

    ついつい、岩井さんの小説には、劣等感やそれゆえの優越感を振り回したり振りかざしたりする他人を冷静に見て、それでいて相手をののしるのではなく、あくまでそれを他人の問題として、自分を振り返る鏡に昇華させる主人公を期待してしまうのです。

    でも、そうですね。
    こんなに好きな作家さんのちゃんとした作品に、☆2つってことはないとおもうので、減点なしという意味で☆3つにします。

  • 私はいつでも先に言い訳がある。
    それからゆっくりと、罪を犯す。


    煌びやかなアオザイ姿の女は、不思議な楽器を奏でた。やや老いた男が歌う。それは人を恋うる歌でもなく人を恨む歌でもなかった。ベトナム語などまったくわからないのに、私にはわかった。この世のすべての無常を讃える歌なのだと。あらゆる約束は無効だと教えてくれる歌なのだと。

  • ISBN 4-12-003280-9
    入手条件・定価 1000円
    全国書誌番号 20300360
    個人著者標目 岩井, 志麻子 (1964-)∥イワイ,シマコ
    →: 竹内, 志麻子 (1964-)∥タケウチ,シマコ
    NDLC KH231
    NDC(9) 913.6
    本文の言語コード jpn: 日本語
    書誌ID 000003664263

  • 絶対吸いとられる!
    と、思って、作風も知らずにずっと避けてた。
    読んでよかった。
    こんなにすごい人だったなんて!
    でも、「らしさ」はあって、多分吸いとられた……

  • 私ベトナム大好きだから、すごい感情移入しながら読んじゃった〜。どべーっとした怠惰な淫らさがたまらん☆

  • 某番組でこれが実体験なんだと知り、よくもこんなにも赤裸々に語ることができるものだと圧倒されました。岩井氏の潔さはある意味尊敬に値します。

  • 志麻子さんのベトナム男性との私小説。
    初めて読んだ岩井志麻子本ですが、ガツンとやられました。
    内容は直接的なものが多いですが、包み隠さない、大人の純愛小説だと思います。
    泣けてしまいました。

  • あまりにも素直に包み隠さず文章にするのが痛々しく、親近感の湧く作家さんであります。

  • セックスは、享楽だ。改めてそう思わせる作品。人と交わることは甘くて苦い。それが最高に気持ちがいい。

  • 女性の欲情を描いたテキスト。

  • 赤裸々、っつーんですか?笑
    現代の話(一応)なのでそれほどなんですけど、リアリティで最後まで読んでしまいましょう。

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チャイ・コイの作品紹介

愛の言葉も未来の約束もいらない。サイゴン川のほとりで、ホテルの部屋で、つかの間溺れた性愛の物語。

チャイ・コイはこんな本です

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