- Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120035098
感想・レビュー・書評
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渋谷にある道玄坂は、大和田道玄という山賊が名前の由来になっているそうだ。大和田道玄の娘にまつわる恋のお話。
愛とは何か、恋とは何か。いろいろと講釈を垂れる輩は多いけれど、この本はその中でも非常にシンプルな答えを与えてくれた。シンプルが故に、深く心に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りました
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男女の縁と輪廻を描くラブストーリー。講談師のような語り口も楽しかったです。恋愛小説は「冷静と情熱の間」以来読んでいませんでしたが、人間の情、業にスポットが当っていて、ただの恋愛小説ではなく、楽しめました。
途中、佐七(登場人物)の会話が歌舞伎のような節回しになったりして、非常に表現方法が多彩でした。ただ、最後の最後でちょっと荒唐無稽になってしまい、残念。途中まで非常に面白かったです。ちょっと運命ってものを信じてもよいのかと思いました。 -
ピース又吉の『第2図書係補佐』より
2012/2/24-29
小説?は最近読み始めたものの、これはなかなか面白かった。
ただ、歴史系は全然なので、とっつきにくかったが、面白かった。
最後に全部つながるというのも、なかなか面白かった。
これ映画になったら面白そうだなと思った。
ドラゴンボールみたいな感じで、つながったのは面白かった -
なかなかのボリューム。
愛は地球を救うってことかな!?
前世から続く運命の出逢いを待つ日々です。 -
桜丸がいいお兄ちゃんすぎて素敵すぎる。陰間でも惚れるわ……。途中は時代とか誰の視点かとかころころ変わって結構分りづらかったんですが最後まで読むと大体つながります。
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因縁のある男女が時空を越えてめぐりあい、恋に落ちるがやっぱり結ばれずまた次の世のめぐり合いに賭けて心中、という話。
お芝居の台本風に、場面転換のたびに舞台・状況説明→登場人物の描写→会話、という流れになっている。
まー特に感想という程の思いは無いのですが・・・
鎌倉時代や江戸時代の話なのに、話し言葉とか表現に結構イマドキ語が多くて入り込み難いなーと。そこがいいところなのかもしれないけど、私にはイマイチ。
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舞台は、渋谷駅前の宇田川町。駅前の交差点ですれ違った少年と少女の恋の始まりが、承久の頃の悲恋、江戸の悲恋、そして現代へと巡る[輪廻転生の物語]へと繋がってゆく。
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読売新聞夕刊で連載されていた小説だそうです。
とにかくダダダッと読み進められたのでビックリ!
舞台を見ているようなリズム感があって
ドンドン読みたい、と思わせてくれる。
宮部みゆきさんなんかもそうなのですが、
彼女の場合、読み終わった後に、充実感はあれど
なにかその小説から得られるものが少ない気がします。
この小説は印象的な台詞も多くていろいろと考えさせられました。
ただ、この小説に関しては、読む人の環境や状態によって
印象にも随分とブレがあるように思います。
僕も来年読んだらどうかわからないし、
もちろん去年読んでいたら、感想もだいぶ違ったのでは
ないかな、と思います。まあ、テーマや主張の
しっかりとした小説はそういうもんなのかもしれません。
そういう意味でも「舞台のような」小説でした。
ま、舞台は受け取る側だけでなくて、発信する側にも
ブレがあるから面白いので、この小説も舞台にしたら面白いかも。
キャストは… 若いタレントはよくわからないので思いつきませんけど。
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カブキの日に似てるけれど、こっちの方がもっと現実的。ただラストの奇跡はキュンときますね。