自殺自由法

著者 :
  • 中央公論新社
3.06
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035586

感想・レビュー・書評

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  • 再読、

  • 法律が改正され、自殺が自由に認められ、国が幇助するようになったら…というお話。

    設定としては自殺島のようでインパクトはあるのだけれど、登場人物の大半がダメ人間すぎて…オチがまた不気味というか救いがないと言うか…

    これは小説というメディアよりも漫画にした方が効果的なんじゃないかな。

  • 設定は単純だが、登場人物は全員くず。映像化不能のエピソードが続き、後味最悪。2023年10月現在は絶版。でしょうね。だから捨てられません。素晴らしい。

  • 201803

  • 久々に時間を無駄にする小説?だった…全てにおいて、陳腐陳腐。もしかしたら、この陳腐さによって自殺防止を謀っていたのかしら。

  • 自殺することが権利として認められる
    「自殺自由法」が認められた日本。
    国や自治体が自殺幇助を行う「自逝センター」には
    毎日長蛇の列ができていた…

    先輩に借りて読んだら鬱になるのではなかろうか…と
    恐れおののいて随分長いこと借りっぱなしに
    なっていたので申し訳なくなって勇気を
    出して読んでみたら思ったよりも
    気が滅入る内容でもなかった…

    自殺することを国が認めてむしろ推奨し始めた
    世界で人はどうなるか、をオムニバスで
    描いていますが特にそれぞれが関連づいている
    わけでもなく、ただひたすらに狂気というか
    エグくてグロくて下品。
    生きる意味を問われる問題作!というより
    まぁ、こうなるだろうな~みたいな…のを
    羅列しただけというか。
    設定自体は面白いのでちょっと残念。

  • とにかく後味が悪い。

  • 数ヶ月前に読みました(読み切ってはいません)。読んでる途中で返却日が来てしまって、再度借りる事もなく、そのままです。何処まで読んだかは忘れてしまいましたが、気が向いたらまた借りて初めから読んでみようかな。

  • 行政が自殺を推奨、支援する日本を舞台にした設定からがブッ飛んだ内容。様々な理由から自殺という最期を選択する人々を描いた群像劇です。低所得者や高齢者ばかりが住むアパートの前で行政の広報車が自殺を呼び掛けるシーンが酷い。露骨に狙い撃ちなんだもの。行政は自殺志願者に安楽死を約束するけど、実際には廃車をスクラップするような実に杜撰で悲惨な死に方だったとラストで明かされ、救いもへったくれもない。精神的に落ちてる時に読んだらどんな気分だろう。まあ、私のように他人に責任転嫁する者は自殺を選ばないから大丈夫。……そういう問題でもないか。嫌な気分になりたい方に是非お薦め。

  • 沢山の人が出てくるが、人生まで見えるような人物描写で一気読み。ラスト少しヘラっとしてるのが残念。鬱になるかと思ったら毒を抜かれて、ちゃんとせにゃー!となった。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Jの利用法』ほか自主製作映画4本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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