別れの後の静かな午後

著者 :
  • 中央公論新社
3.27
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本棚登録 : 454
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035777

感想・レビュー・書評

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  • ドライで残酷な恋のお話。

    ディスカスの記憶、が好き。
    熱帯魚に固執する人物がよく登場するので、ちょっと熱帯魚の知識も学べるかも。

  • 短編を読み連ねる。そんな感じで読み終えた一冊。心地よい静けさというのでしょうか?

  • 自分の体調がいいからなのか
    読むほどに映像が、イメージが、浮かんでいき、装丁にあるような淡くて深い心地よい緑に包まれているようでした。
    そんな描写は一つもないのに。

    気持ちよかった。


    こんな短い短編でこんなにももってかれるかぁ

    やっぱうまいなぁ。    



    6つの話、どの始まりとどの別れを選びますか?

    僕には選べません。

  • 2017.1.20
    「からっぽのバケツ」が好きです。
    この父親のようになりたい。

  • 好きだけど引きずらない軽さ

  • 4-12-003577-8 197p 2004・10・25 初版

  • 初めて付き合った恋人、初めて別れた恋人。

    亜希子は平凡な女性だったけれど、僕の人生に大きな幸福と底なしの孤独を教えてくれた。

    それから3年経って、再会した彼女は事故で意識がない状態だった。
    別れたあと、静寂の中をずっと漂っている彼女。
    過去のクロスワードの文字は、一文字ずつ、繋がって言葉になった。

    短編集。
    前半は超のりのりで読めた、が、後半だらだらしてしまい、
    時間かかりすぎて結局どの話も頭に残らなかったという(死
    でもなかなかいい。うおー!!って気合が入る)^o^(

  • 『別れの後の静かな午後』の中の
    整理整頓が好きな斎藤くんが割と好き。

    お話的には
    『ディスカスの記憶』が好きかなぁ。

    題名の響き的には
    『球運、北へ』が良いかな?

  • 短編が6作入っていて、どれも面白かった。外れがなかったという印象。表題作と空っぽのバケツが特にお気に入り。切ないけど温かい雰囲気が好きです。


    ただ、話はどれも素敵だったんだけど、登場人物の設定がどの作品も似たり寄ったりなのが気になった。仕事は編集かデザイン、出身地は北海道。話はいいのに登場人物の魅力が半減している気がした。三作目くらいから「え?また?」と思い出したので………。もうちょっといろんなカラーの登場人物が出ていれば面白かったと思う。まあ、北海道出身じゃなきゃ広がらない話もあったけどさ。もしかしてそういうコンセプトだったのかしら。

  • 君を想えば、別れすら愛おしくなる。

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著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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