神はサイコロを振らない

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 119
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035944

感想・レビュー・書評

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  • 〈内容〉忽然と消息を絶った旅客機が今、還ってきた。しかし乗員乗客にとって時計の針は十年前を指したまま。歳月を超えて実現した奇跡の再会、そして旅立ちの物語。

  • 10年で心の整理がついていた人にとってはツライ3日だと思う

  • 歴史にifはつきものでも、変えるべきじゃない。
    神がサイコロを振らないならば、それを受け入れるしかないのさ。

  • 2007/10/4<br><br>
    少し前にドラマ化してた原作。
    だいぶ設定が違うようですが。

    10年前行方不明になった飛行機が乗客ごと現れる。でもって、3日後、また飛行機も乗客も元いた世界に戻ってしまう。3日間の邂逅が(元)遺族と乗客に与える影響。

    登場人物が多すぎて、がちゃがちゃとエピソードを詰め込みすぎて、あまりにご都合主義的にお涙頂戴的に話が進むんでちょっとしらけちゃうんだけど、でもラストは泣けた。電車の中で読んでて失敗。

  • 10年前に消えた飛行機が3日間だけ帰って来るという仰天する設定の物語。登場人物が多くてその分のエピソードもあり混乱しますが、清々しい読み応えでした。「ラブアクチュアリー」や「マグノリア」という映画みたいな作り方でした。

  • 【かつて忽然と消息をたった旅客機が突然あらわれたのは10年後だった。乗客68名には昨日でも遺族にとっては10年という月日が過ぎていた。しかもまた3日後には消えてしまうという過酷な運命が待ち構えていた!】

    TVドラマ化もされてて見たいと思ってたんだけど事情があり見れなかったので、本で読んでみようかと。

    登場人物が結構多いから、名前を覚えるの苦手な私には難しかったです。
    でも最後はどうなるんだろう・・とドキドキして読みました。

    まぁ、最後は・・期待してた感じではなかったけども。思ったより泣けなかったのも意外な感じでした。
    もっと泣ける本なのかと思ってたので(^-^;
    5歳の子のトコはちょっとせつなかったけどね。

  • 詳しいあらすじは(ま)さんに任せるとして。読書は電車の中ですることが多いのだが、どうやら、なにやら…この作品は。読んでいるつもりなのだが、気づくと窓の外の景色を眺めている。ふと我に返って本に目を戻すのだが、しばらくするとまた外を
    眺めている。つまり、読んでいるうちに自分に投影させていたのだ。たまたま乗った飛行機が目的地へ到着すると10年後だと言われる。ドッキリか? と思うことだろう。身近な人が乗った飛行機が行方不明。
    10年の時を経て戻ってくる。ありえない。
    そう。ありえない話なのに、いつの間にか
    窓の外を眺めて、我が身に投影させている。大切な人がいることの大切さ。大切なことがある大切さ。それを教えてくれる小説だと思います。いつか、また、歳をとったら読み返してみたい。その時にはまた感じ方が違うだろうから…。個人的にはテニス青年のエピソードが好きでした。(た)

  • 破片も何も残さないまま、乗員乗客68名を乗せたまま、突然姿を消した飛行機が、10年後に突然戻ってきた。
    10年後に姿を戻って来ると計算をした科学者の話では、彼らが存在できる日にちは、3日だけだという。
    その間に、夢を叶えようとする者、結婚をしようとする者・・・。
    突然の事故で大切な人を失ってしまった人にとっては、夢のようなできごとだと思う。

    2007.5.3〜5.5。

  • かつて、忽然と消息を絶った報和航空四〇二便YS‐11機が突如、羽田空港に
    帰還した。しかし六十八名の乗員乗客にとって、時計の針は十年前を指した
    まま…。戸惑いながらも再会を喜ぶ彼らと、その家族を待ち受けていた運命
    とは―。歳月を超えて実現した愛と奇跡の物語。

  • 一日一日を大切に生きていきたい。そう感じます。

著者プロフィール

大石英司
1961年生まれ。鹿児島県鹿屋市出身。1986年『B-1爆撃機を追え』で小説家デビュー。C★NOVELSを中心に著書多数。陸自の特殊部隊の活躍を描く〈サイレント・コア〉シリーズは、通算400万部を超える。他の著作に、『神はサイコロを振らない』(中公文庫)など。

「2023年 『パラドックス戦争 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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