西條八十 (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120036231

作品紹介・あらすじ

昭和文化史に多大な影響を与えた「忘れられた巨人」の生涯を描く初めての本格的評伝。

感想・レビュー・書評

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  • なにかすんなり読み進められない文体構成だった。自伝や私の履歴書を読んでいたので、その引用なども目に付いた。ただパリ留学中の画学生・山岸元子とのいきさつの結果が評伝だけに書いてあった。画学生はその後渡米し森田俊之助という人と結婚した。そして八十はその彼ら二人の娘の結婚式にも出席していた。テレビで山岸の訃報を知り(ということはテレビに載るほど大成したのか)、八十は病身をおし、娘に頼んで葬儀に行ったというのだ。妻はすで死んでいたとはいえ、葬儀場へ行くのを見送った八十の娘は「若かりし頃の夢を追う姿に痛ましさを感じた」と書いている(「父 西条八十」西条嫩子著)

    2005.3.10発行
    2020.6.26図書館

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著者プロフィール

1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』『天皇・コロナ・ポピュリズム』(以上、ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』『昭和史講義【軍人篇】』『昭和史講義【戦前文化人篇】』『昭和史講義【戦後篇】上・下』『明治史講義【人物篇】』『大正史講義』『大正史講義【文化篇】』(以上編著、ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)、『帝都復興の時代』(中公文庫)、『石橋湛山』(中公叢書)、『二・二六事件と青年将校』(吉川弘文館)など。

「2022年 『昭和史講義【戦後文化篇】(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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