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ミーナの行進 についての感想・レビュー・書評


ミーナの行進
1024人が登録 ★3.82

著者: 小川洋子 
制作: 寺田 順三 
本 / 中央公論新社 / 348ページ / 2006年04月22日発売
ISBN/EAN: 9784120037214
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評価平均: 3.82
登録数: 1024
レビュー数: 270
価格: ¥ 1,680 (参考価格:¥ 1,680)

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みんなの感想・レビュー・書評

まろんさんのレビュー 5 読み終わった

10年以上変わらなかった、大好きな本ベスト3に割って入った1冊。

死や喪失の匂いにむせ返るような小川洋子さんの作品の中では異彩を放つ物語です。

他の小川さん作品に登場していたら、絶対に途中で儚く亡くなってしまいそうな病弱なミーナ、学校まで歩いて通えずに、コビトカバのポチ子に乗って登校していたお嬢様の彼女が、いろんなものを喪いながらも、自分の選んだ道を生き生きとしっかり歩ける女性に成長しているラストに感動!

表紙をはじめ、中のイラストも、本の背表紙からマッチの意匠に至るまで、お話にちゃんとリンクしていてすばらしいので、これから読まれる方はハードカバーで読むことをおすすめします!

うさこさんのレビュー 読み終わった

乳母車から始まる、少し変わった想起的な文章。
思い出のはずなのにまるで幻みたいな感覚が妙に
現実の思い出を思い出す感覚と一致する。

この本にはあらすじもあとがきもない。
意図されたことかは知りえないが
それがこの本を思い出として本当に閉じ込めている。

物語に煽られる焦燥感ではなく
自分が体験した時の焦燥感を感じた。

bokemaruさんのレビュー 4 読み終わった

途中まで、なんとなく物足りなくてなかなか読み進むことができなかったのだが、読み終えてみれば何ともいえない味わいと余韻の残る作品。 父を亡くし母親の女手ひとつで育てられていた朋子が、母の洋裁の勉強のために、芦屋に住む裕福な伯母の家に中一の一年間預けられた三十数年前の暮らしを、朋子が回想するという物語。 私の想像でしかないが、多分に小川洋子さん自身が投影された作品であったような気がする。 ... 続きを読む »

hsakiさんのレビュー 3 読み終わった

うーん。博士を愛した数式の後だったからちょっと物足りない…

オハナハンさんのレビュー

新聞連載の時にたまに読んでいたので一気読み
雰囲気がすごく好きなんだけど
淡々と終わっちゃった感じかなあ
ヤマはあったけどもうちょっと何か…という気分

kurioneさんのレビュー 読み終わった

イラストがかわいくてバツグン。
主人公朋子が親戚の芦屋の家で暮らした、短い期間の夢のような…。従妹のミーナは病気がちで可愛くて本が好き。ドイツ人の叔父さんは格好良くてー。少女2人のクスクス笑いが今でも聞こえてきそうな、不思議で素敵なお話。

じゅんさんのレビュー 読み終わった

主人公・朋子は家庭の事情で、ミュンヘンオリンピックの年の一年間、芦屋の裕福な叔母の家で過ごす。そこには一歳年下の従姉妹、ミーナがいた。 小学校の卒業式を終えた翌日に1人で新幹線に乗り、岡山から神戸までやってきた朋子。父を病気で亡くし、残された母と娘1人だったのだが、これからの生活のため、母が一年間だけ東京に洋裁の修行に行くことを決意したゆえだった。 何年かぶりの再読です。 初読時には、ゆっ... 続きを読む »

じゅびりーさんのレビュー 4 読み終わった

小川洋子にしては、癖がない。はじめて小川洋子を読むなら、これくらいがいいとおもう。わたしはとても好きな感じ。『博士の愛した数式』や、『ブラフマンの埋葬』における彼女が描く悲劇って、すこし強すぎる。『妊娠カレンダー』や、『沈黙博物館』からは、あまりに強く身体のにおいが立ち昇りすぎる。『猫を抱いて象と泳ぐ』も、そう。これは、すこしもの悲しくて、身体のにおいもきちんとするんだけれど、それで息苦しくなったり、胸がしめつけられるようなことはない。ただすこし、つきんと、きゅうっと、なるだけ。それは小川洋子という人の物語の本質に触れることができる一方で、それに強く押し流されてしまう心配はなくて、とても居心地がよかった。

hinankunさんのレビュー 4 読み終わった
ゆぅさんのレビュー 4 読み終わった

親の事情で芦屋の伯母さんの家に預けられることになった中学1年生の朋子。 一見辛い事に思える状況だが、瀟洒な洋館にベンツ、コビトカバのポチ子、これからいっしょに暮らす人達はみな個性的だがきちんと家庭の中での役割をもつ心優しい人達です。 一つ年下のミーナは、マッチ箱を集めてはその図柄から素敵な物語を織りなす、本好きな小学6年生・・コビトカバのポチ子に乗って通学している。お伽ばなしから抜け出して... 続きを読む »

オギジョウさんのレビュー 4 読み終わった

小川 洋子著『ミーナの行進』中央公論新社 2006年4月刊 330頁 1600円 本書は、『読売新聞』2005年2月〜12月に連載されたものを、単行本化したものです。 主人公朋子は、中学1年生。 父親を癌で早く失い、母親の事情で芦屋の叔母の家で過ごすことになります。 叔父、叔母、ローザおばさん、お手伝いの米田さん、庭師の小林さん、そして 美しくて、か弱くて、本を愛するミーナ。 ... 続きを読む »

a-featherさんのレビュー 4 読み終わった

親の都合で、1才年下の従姉妹ミーナの芦屋のお屋敷で暮らす事になった中学1年生の朋子。
昭和40年代の芦屋の風景、ベルリンオリンピック、ジャコビニ彗星など、ノスタルジックな雰囲気に満ち溢れた優しい小説。
カバに乗って小学校に通うミーナや家族は誰もが独特の雰囲気を身にまとっている。
マッチ箱の絵に基づいて書かれたミニストーリーがどれも魅力的で、挿絵もほんわか優しくい素敵な本。

モヨコさんのレビュー 読み終わった

中学1年生の私=朋子が1つ年下の従姉妹のミーナが暮らす洋館で過ごした1年を小川洋子独特の「昔あった、今はない」懐古調の形式で描かれる。
小川洋子作品は「日本かも知れない、時代も場所もわからない所で起きた出来事」を舞台とするのに、この作品は1972年、岡山、芦屋、大阪、ミュンヘンオリンピッ ク、そしてフレッシー等々、時期と場所と固有名詞が出てきて懐かしさが実感を伴ってこみ上げるような小説。
本好きのミーナと共にいるのに全然本を読まなかった語り手の私が、大人になって図書館に勤めているらしいのがわかって嬉しい。
フレッシー、飲んでみたいな。

さいとうさんのレビュー 4 読み終わった

やさしくて間接的な表現が好き。

ぽたぽたさんのレビュー 3 読み終わった

小川洋子はこれで2作品目。
『博士の愛した数式』を読んだ時も思ったけど、この人の文章好きだ。
何故かわからないけど、心が温まる気がする。

主人公の女の子が芦屋のいとこの家に一年間お世話になる話。
そこはお金持ちの家で、庭にカバがいたりする。
いとこのミーナの作り出す物語とかも素晴らしい。

装丁も凝っていて、フルカラーの挿画がたくさんあって大切に作られた本なんだなぁってわかる。
とにかく読んでいて気持ちいい。
良作だった。

永遠ニ馨ルさんのレビュー 4 読み終わった

ノスタルジーあふれるお話。
懐かしいなぁ、っていう気持ちが伝わってくるようなやさしい言葉たち。

心の中がほんわりとする読後感でした。

ルー子さんのレビュー 3 読み終わった

<内容>美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。

htaku14さんのレビュー 4 読み終わった

著者の作品らしくほのぼのした日常の風景を淡々と描く。昔は資産家の豪邸があった芦屋の山手も、今は土地が切り売りされてマンションや駐車場に代わっているとか。阪神山手での優雅な生活が残る昭和40年代をノスタルジックに振り返る。

sakurariruさんのレビュー 5 読み終わった

大好きな作品です。 優しく心温まる物語です。

マリモさんのレビュー 5 読み終わった

とても優しく美しい物語。

母と離れ、従姉妹の家族と1年間一緒に暮らすことになった朋子。
そこは芦屋の豪邸で、ローザおばあさま、伯父さんと伯母さん、従妹のミーナ、お手伝いの小林さんと米田さん、カバのポチ子がいた。
従妹のミーナは、喘息もちで、読書好きで、いつもマッチをポケットに入れていて、水曜日を楽しみにしている、美しい少女だった。

活字でなぜこんなに温かい空気が作り出せるのだろうなぁ。。

とりたてて「何」が起こるわけではない。
光線浴室でのこっくりさん。
夢中になったバレーボール。
二人の淡い恋と、集められたマッチ箱の「お話」。
流星を見に六甲山へ行き、クリスマスで盛り上がり。
梅田への小さな冒険をして。
少女時代の日常の出来事って、本当にきらきらしている。

大人になった朋子の回想もさりげなくていい。

yojiro23さんのレビュー

サイン本

bukubukuさんのレビュー 4 読み終わった

カバーと挿絵が大好き。

えこさんのレビュー 5 読み終わった

朋子が淡々と語る少女時代の一年間。ドラマティックな出来事、庶民離れした一家。外部との関わりをごくわずかに限って描に、芦屋の一家と過ごした短い時間を濃密で、温かく色褪せないものにしている。読み終えて、誰しも多かれ少なかれ自分だけの特別な思い出を持っていることを思い出せる。挿画がストーリーの魅力を引き立てていて、単行本のよさを味わえた。

shinano_qajaqさんのレビュー 3 読み終わった

ネタバレ 昭和初期の大らかな時代を背景にお金持ちのいとこの家へ預けられた少女といとこのミーナの日常や変化が描かれる。 ミーナの相棒はコビトカバで、この子が良い味だしてるの…この子の背中に乗って小学校へ行く姿が... 続きを読む »

alittlehappinessさんのレビュー 読み終わった

ネタバレ 朋子は、中学生になるその春に、親の仕事の都合で 少しの間芦屋にある親戚の家で暮らす事になります。 全国的にも有名な飲料を製造する裕福な家庭で、 その家には今まで朋子の出会った事のない不思議な物や... 続きを読む »


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