レオナルド・ダ・ヴィンチ伝説の虚実―創られた物語と西洋思想の系譜

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著者 : 竹下節子
  • 中央公論新社 (2006年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037337

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レオナルド・ダ・ヴィンチ伝説の虚実―創られた物語と西洋思想の系譜の感想・レビュー・書評

  • [ 内容 ]
    万能の天才、魔術師、錬金術師、秘密結社の首領…。
    ルネサンス以降、様々な妄想により紡がれた伝説の変容を西洋思想の地下水脈から検証する。

    [ 目次 ]
    序章 ダ・ヴィンチはいかにして秘密結社のリーダーになったか
    第1章 レオナルドの物語
    第2章 すべてはプラトンから始まった―一五、一六世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
    第3章 バロックと近代とフリーメイスン―一七、一八世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
    第4章 ロマンティシズムと高踏派、エゾテリスムとオカルト―一九、二〇世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
    第5章 そしてダ・ヴィンチ・コード―二一世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ
    終章 ルーヴルで考えたこと

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 「『ダ・ヴィンチ・コード』をきっかけに狂想曲のように人物像が語られたレオナルド・ダ・ヴィンチが、本当はどんな人物だったか」を徹底的にニュートラルに寧に説明している本。

    ヨーロッパの思想史を背景に、「この時代はこうだったからこう」とひとつひとつ説明されているのだけど、哲学や思想史の素地がない自分にはかなり難しかった。

    でも歴史を愛する一人として、「時間と人の手が加わる前の本当の事実」を知る喜びを十分に感じることができて、おもしろかった。

    表紙が素敵。

  • ごめんなさい。
    挫折。
    理解するのを放棄しました。

    もしかしたら西洋思想とか、そのへんの哲学的な系譜を探るのなら悪くない本なのかと思うけど…

    少なくともこの本の中に僕が知りたいレオナルド・ダ・ヴィンチはなかった。
    この本が悪いんじゃなくて、僕の本のチョイスが悪かった。

  • ロマンの奔流の中では無味乾燥な真実が面白い。本書は、「ダ・ヴィンチ・コード」にかぶれた人は必ず読むべきである。グノーシス、ヘルメス文書、カバラ、テンプル騎士団、薔薇十字団、フリーメーソン等、おなじみのアイテムがどのような思想背景で生まれ展開したかを知るのに最適である。「ダ・ヴィンチ・コード」の種本「レンヌ=ル=シャトーの謎」「テンプル騎士団の啓示」についてもしっかり解説されている。さらに、これら2冊の種本「レンヌの黄金またはベランジェ・ソニエールの不思議な一生」についても、その真実がしっかり書かれている。
    ミケランジェロやラファエロに比べ「非政治的、寡黙、地味」なレオナルドが、それゆえに誤解されやすく、様々な理想像、魔術師・万能の天才・異端者・秘密結社のリーダー・ファウスト博士等を仮託された事情を西洋神秘主義の流れの中で解説している。キリスト教の鬼子として、どのように秘教主義やオカルティズムが産まれたか、宗教改革以来の思想史を辿っている。専門家だけあって要領よく纏められ面白い。
    著者のレオナルド像は、政治や宗教から離れ、自然に飽くなき好奇心を持った健全な人物である。例えば有名な鏡文字についても、左利きの人は自然にそうなる事を指摘している。左手で左から右に書くと、インクの上を左手が擦れて紙が汚れるからである。そこには秘密や謎は何もない。このような調子で、レオナルドの上に厚く積もった様々な虚像を片っ端から剥がしている。それは爽快感さえ覚える。
    神秘主義の歴史に興味があるなら入門書として最適であるし、レオナルドに興味があるなら一度は読むべきである。

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