フラッタ・リンツ・ライフ

著者 :
  • 中央公論新社
3.66
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本棚登録 : 1939
感想 : 212
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037399

作品紹介・あらすじ

なにも欲しくない。誰のためでもない。誰も褒めてはくれない。ただ、飛び続けたい。僕が僕であり続けたい。生きているかぎり。

感想・レビュー・書評

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  • どうやらシリーズ作らしい...

    読む順番を間違えるのはもはや名人級^^;

    ギルドレ...多分何か特殊な要因で歳を取らない人達のことを指すのだろう。

    戦闘機のパイロットとして空を、生を求めるクリタが主人公の物語。

    そしてクリタの女上司クサナギが実はすでにギルドレではなくなっていると知らされる...

    私の中の謎を解き明かす為にはシリーズ1作から読まねばならない...

    う~ん、気になる...

    積読が増える中、いつになるのやら...(苦笑)



    説明
    内容紹介
    永遠の命を持ち、戦い続ける子供たちキルドレ。戦闘機乗りのクリタは、上司クサナギの幼なじみによって、彼女が今や、キルドレでなくなっていると知らされるが……大好評シリーズ急展開!
    内容(「BOOK」データベースより)
    なにも欲しくない。誰のためでもない。誰も褒めてはくれない。ただ、飛び続けたい。僕が僕であり続けたい。生きているかぎり。

  • クサナギが「僕」ではなくなってしまった。喪失感。主人公がクリタに変わったけれど、同じパイロットだからなのか、キルドレだからなのか、価値観がとても似ている。空に恋い焦がれ、空で戦うことを喜び、堕ちることを全く恐れていない。クールだ。

  • 結局クリタは死んだのか?
    スカイクロラからなので、繋がる結末を予想したけれど、あれ??
    今回は中々人間味に溢れていて、読んでいて余計に辛くなってしまった。
    私はカンナミがクサナギの子供かと思ったけど…
    サラブレッド。

    クリタがクサナギに最後に電話をしたシーンがとても好き。
    わざとらしく、心情は書かずにセリフだけ。
    ついにここまで読んでしまった。
    次に行こう。

  • クリタ、名前に覚えはあるがどこで出てきたっけ状態。シリーズものは間が空くと駄目…

    クリタから見る草薙は魅力的だった。スカイクロラでのカンナミ視点で彼女は、危なっかしい側面が印象強すぎた。何より飛んでなかった。
    クリタと話している草薙は、哀しさと強さが丁度よく混ざっていて好きだった。

    キルドレ(パイロット)は皆似たような考え、死生観なのだろうか。個性が無いような、有るような。彼ら彼女らが鼻につくときも、すごく羨ましくなるときもある。草薙の心を思うと切ないな。

  • このシリーズ、静かに心に留めて起きたいふとした会話が本当に多くて好きだな…。だんだん、キルドレのなんたるかやそれぞれの仕組みが明らかになってきそうで続きが気になる

  • 過去に何度か名前が出ていたと思われるジンロウ視点で物語が描かれる。スイト周りの出来事とか少し不穏な感じの展開が面白く感じるし、最後の引きもよくてすぐに続きが読みたくなった。

  • 初めてクサナギではない目線からの物語。シリーズ時系列に倣い、3作目。
    文章のスピード感がナ・バ・テアの時と全然違うところから、クサナギがどれほど抜きん出た存在だったのかを改めて理解した。
    物語の行方が気になる。次作を早く手に取りたい。

  • シリーズ4作目。
    主人公は1作目の主人公であるカンナミの前任者のクリタ。

    これまでのシリーズの主人公であるカンナミやクサナギに比べて、クリタは非常に淡白であり、最もキルドレらしいと感じた。生きることに対する能動性が他の2人よりも低いと感じたのかな。

    そういったクリタ自身の性格も相まって、物語自体も山らしい山もなく淡々と進行して行った印象。決して悪くはないのだけれど、1作目で言及されたクリタの結末まで到達しなかったのはやや意外でもあり、少しだけ肩透かし感はあったかな。

    クリタ目線で語られるクサナギ女史の圧倒的技量が読んでて楽しくて、格好良いなと思った。

    あとフーコさんがウキウキで可愛かったです。

  • このシリーズは繰り返される価値観の主張が強い。こういうの、なんていうんだろう…ハードボイルドファンタジーライトノベルみたいな。価値観の説明が繰り返される割にそれ程までに至るエピソードも乏しく作者の顔がチラつく。でもすべてがFになるから続く世界の全貌を知りたいし、キャラクターも魅力的。

  • 2013/4

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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