ピース

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 206
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037566

作品紹介・あらすじ

連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。犯行現場の田舎町に"平和"な日々は戻るのか。いくつかの"断片"から浮かび上がる犯人とは。陰惨な連続殺人は"ピース"によって引き起こされた。

感想・レビュー・書評

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  • どうも意図的に犯人を間違えさせようとしたかのような描写だったが、最後でまたしてもはぐらかされた。本当は誰が真の犯人だったのか?

  • ピース(peace)とピース(piece)。
    平和と破片。御巣鷹山。
    無知は罪かもしれないが、それで殺されては。
    手前勝手な正義感を当時の子供に押し付けただけ。
    正義と思っているだけにタチが悪い。
    文章がくどいので読むのに疲れた。
    あまり内容はない。

  • 最初のつかみはあまり良くなかったが、ぐんぐん引き込まれて行ったのだけど・・・
    梢路と咲、何かありそうで何もない。
    期待持たせすぎ。物足りない。

  • 文庫をみて読んでみたいと思って読んだ作品。
    追い詰められる感じにゾクゾクしたけど、私にはちょっぴり文章が合わなかったみたいでめちゃくちゃ時間かかった。
    書店でみたポップに、読み終えた後表紙の絵を見るとぞっとする的な事が書いてあって、この売り方はうまい!と思った。
    確かに文庫の表紙はゾッとした。

  • 2013.6.23読了。本屋さんがお薦めしていたほど、驚かなかった。動機も、坂森の憶測もなんとなく頷けないかな。樺山咲と梢路の所とか、梢路の昔とかはっきりしなかったのがモヤモヤ。でも、この二つの件、続編とかであったら読みたい。この物語、解決していくまで面白く読めたから。もうちょっと他の作品を読んでみようと思う。

  • 数ページで手が止まる。もう読めないかも。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。犯行現場の田舎町に“平和”な日々は戻るのか。いくつかの“断片”から浮かび上がる犯人とは。陰惨な連続殺人は“ピース”によって引き起こされた。

    もうちょっと突っ込んで書いてほしかったと思うところあり。
    ぼんやりしか見えない最後での推測をしっかり書いてほしかったと思うのはわがまま?
    どういう経緯で殺人か?がコントロールされていたのであれば、そのコントロールの過程が見たいと思う。

  • なかなか面白い謎解きではあったかな。きちんと殺人事件が起きるサスペンスです。それもイチローズモルトがある秩父が舞台になっているので親近感もあったし。登場人物の設定はなかなかのものがあるんだけれど、タイトルにもなっているピースが殺人のきっかけ?というのはどうも。もちろんそこにももう一つの謎をかくしているのだが。読みが浅いのかも。この作者のほかの作品も読みたくなった。

  • オチが許せない。

  • 書店でやたら推されていたので気になった。タイトルの意味、文庫版の表紙のイラストの意味、確かにそれは意外性であはあったけれど、それを動機に絡めてくるなら、ちょっと弱すぎる。あと、やたら謎を並べておいて、結局明らかにされない、事件に繋がってこないもどかしさ、登場人物たちの意味深な背景も結局深く掘り下げられることもなく、「結局、なんの意味があってそんな設定にしたのか?」が多すぎる。ただ謎めいた人にして犯人へのミスリード?衝撃な結末とか言われてたみたいだけど、まったく………。秩父山奥で生きるおじいさんと、梢路のやり取りは印象に残り、むしろこの作品で一番好きなシーン。事件とまっったく関係ないオチでしたが。

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著者プロフィール

1950年、群馬県生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』で第103回直木賞候補。著書に『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の思惑』、「船宿たき川捕り物暦」シリーズの『変わり朝顔』『初めての梅』(以上、祥伝社文庫刊)など。2021年10月、逝去。

「2023年 『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の策略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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