パリの秘密

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著者 : 鹿島茂
  • 中央公論新社 (2006年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037733

パリの秘密の感想・レビュー・書評

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  • 2003年から3年間、東京新聞に連載された記事をまとめたもの。

    鹿島さんのパリのあれこれエッセイ集なので、フランス文学好き!&パリ好き!にはたまらない一冊です。

    右岸左岸を行ったり来たり、季節の風物詩や、歴史、通り、広場、塔、バルザックやラシーヌなどの作家やその他の芸術家たち、
    スタイリッシュで知的な話がいっぱい。

    パリで一番道幅が狭い「魚捕りをする猫の通り」のことや、日本製のフランス人形のこと、モンマルトルの穴場・・・
    やはり、パリを楽しんだことがある読者の方が楽しめるのかもと思うが、
    パリを知らない人にもパリへの好奇心を覚えさせることだろう。

    パリといえば、
    セーヌ、エッフェル塔、オペラ座、バスチーユ広場、ルーブル美術館、サクレクール寺院、ノートルダム寺院、
    訪れたことのない人でもこれくらいは、パパッと浮かぶ。

    パリに何日か滞在すると、
    パリといえば、
    の思い浮かぶことがたくさん増える。
    そんな恋しいパリを、鹿島さんの本はぐぃっと近くに引き寄せてくれる。
    それは、鹿島先生がこよなくパリを愛しているからであり、私もパリを愛する読者であるからだと思う。

    鹿島さんは、パリといえば、を エッフェル塔とマロニエと敷石だという。

    本書の題名は、あとがきに書かれている
    パリはどんな無名のちっぽけな建物でも、かならず秘密がある。この秘密が、遊歩者を惹きつけてやまないのである。
    という発想から命名されたらしい。

    連載中は、パリに年に3.4回足を運んでいたという。
    鹿島さんがセーヌの風をふんわり閉じ込めた一冊となっている。

  • パリのあちこちに潜む小さな歴史を、
    名所から、あまりガイドブックにものらないような場所まで紹介した本です。
    一つの項目が短いので気軽に読めますがなかなかどうして面白いです。

    歴史の上に今の都市を重ね着しているようなパリですから、
    この調子で探せばもっとたくさんの逸話が出てくることでしょうが、
    あまり目に留められない部分が紹介されていて、
    もう少し詳しく自分でも調べてみたくなりました。

    私事ですが、パサージュ・ジュフロワの項は、自分が訪れた場所なので
    懐かしく、靴音まで耳に甦るようでした。

    歴史散歩を目的にしてパリに行くのもいいかもしれません。

    「明日は舞踏会」も良かったけれど、この本も親しみやすくて
    とても面白かったです。講義を受けている学生さんが羨ましいな。

  • M市図書館

  • パリにある建物などについて。古本屋の話が面白かった

  • 表紙の写真の女性が鹿島氏に見えてしかたない。

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鹿島茂の作品

パリの秘密の作品紹介

パリに居座るゲニウス・ロキ(地霊)は、多くの秘密を生む。ゲニウス・ロキがそこに住んだ人々の精神や感情と結びついて、不思議な混淆を成し、その混淆が有形・無形のオブジェとなって、後々まで残るのだ。パリでは、どんな無名の通りのちっぽけな建物でも、かならず秘密がある。この秘密が、遊歩者を惹きつけてやまないのである。時を超え、"フランスの達人"がすくい上げる、夢の残り香-。

パリの秘密はこんな本です

パリの秘密の文庫

パリの秘密のKindle版

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