春の魔法のおすそわけ

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 116
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037771

感想・レビュー・書評

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  • 優しいお話
    どうなるのか・・・とハラハラしたけど
    そうなるのねって、ホッとした

  • 作者にしては面白くない。

  • 物語は、酔っ払った主人公が、鞄を拾ったところから始まる。そして、なんと、中には二千万円も入っていた!!
    本来なら大慌ての状況!・・・。なのに、いいや使っちゃえと言う大胆さ。どうやら主人公は小説家で、編集者は「恵那」という名の女性。まさか、恵那という名前にこんなところで出会うとは。40代独身女性の視点が、かなりリアルに描かれているのに、なんと著者は男性。朝の最悪な出来事が、ある出会いをきっかけに、穏やかな夜の眠りへとつながっていく再生の物語。

  • 真夏の夜の夢!読んでてかゆくなったw44の中年おばさんが酒で潰れて電車で隣に座った若い男の子の鞄を取り違え。その中身は2000万!驚いたものの、どうにでもなれーと、取りあえず向かい酒やろうとしたら、美青年発見で、「あんたいくら?」
    なんやかんやでホテルで一発。でも女は途中で萎えて終了。酷いw
    起きたら美青年が掻き消えていたという、まるで真夏の夜の夢的な。春だけど。

    最後は結局レズでしたとさ。この主人公のおばさんが毎回酒ばっかり飲んでた上に、セックスの前すらゲリピーとか気持ち悪くてもう。がんばって読んださ。もう少し夢のある話かと思ったんだけど、ただのおばさんのストレス解消だった。

  • 主人公の小夜子さんにすごく共感できるのは、私が酒飲みだからということだけじゃなく、妙齢の女性だというところもあるのだろうか。

    色々重なる偶然と、ラストのふわっとした心地の良いおさまりかたが、
    たしかに「春のおすそわけ」をされた気分になった。

    こういう男の子は惹かれるなぁ。。

    男性の著者が、しかもバリバリのミステリーを書く西澤さんが
    こういう話も書くとは。。意外でしたが、とても良い話でした〜。

  • タイトルが巧いなあ。これってたしかに「魔法」という気もする。実は極めて単純、しかしものすごい偶然が生んだ「魔法」。
    まあこれはあまり身構えずに読むのが吉。あとになって「そういうことだったのか~」と腑に落ちます。

  • 2009/3/12読了。
    突如手に入れた2千万円で美青年を買う話。
    ウソです。でも間違ってはいない。
    対象が結構若いせいか、西澤作品にしては珍しく後味がいい話。
    でも正直物足りなかったです。

  • 酔っ払いから我に返ると、手にしていたのは見知らぬ鞄。
    そして中には2千万もの大金が!!
    一体これは、どこでどうやって手に入れたものなのか。
    とりあえずそのお金をぱ〜っと使い果たそうと思い立ちますが…。

    すぐに自分の鞄がない事に気が付いて、それと間違えた事に気が付くのですが
    鞄の中に2千万も入っていたらびっくりですよね〜。
    とりあえず、そんな状態に陥ったら
    何度も鞄の中を確認しますね!
    そして使おうかどうか悩みます(笑)

    小さな謎を別の人物が解決してくれますが
    今まで驚きの展開ものを読む事が多かったので
    何だかごく普通に終わって、拍子抜けでした。

  • 70

  • 緻密でもなく、軽妙でもなく。

    ほんわかした雰囲気。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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