装飾とデザイン

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120038372

感想・レビュー・書評

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  • 装飾とデザイン

  • 予想していた内容と少し違っていたけれど、面白かった。

    宗教的・歴史的観点からの論述が多かった。

  • 最初のほうしか読んでいないけれど面白そう。なぜひとは飾るのか、ということには興味がある。今は他のを読まないといけないので、これは数ヶ月したらまた読む予定。

  • 装飾とデザインの関係について.昔,私はこの著者の往年の名著「 Link 柔らかい個人主義の」に数多く盛り込まれた卓抜な指摘で,知的関心を大いに満足させられたものだが,この近作は,どうも初手から話がズレている.というか,著者の意識が古い.この論考の骨子はきっと大昔に着想されたもので,それを現代に書き下ろしたものではないかと思いながら読了したのだが,あとがきによればどうもそれは当りのようだ.

    現代では当然過ぎて改めて言うまでもないが「装飾」は「デザイン」に包含される領域であって,一方的に従属するものでもなければ,また自己増殖してデザインの領域を侵犯するものでもない,同時に「デザイン」されたものの付加物ではないし,対置概念でもない.昔のモダニストが意識的に装飾とデザインを分離,対置した理論を構築したことによる弊害は,既に1960年代に大きく顕在化し,現代は既にそれを克服するための個別解の時代になっているのであって,この論考の出発点は既に立脚するところを失っていると言えるのではないか.

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著者プロフィール

1934年生。京都大学大学院博士課程修了。中央教育審議会前会長。大阪大学名誉教授。『世阿弥』河出書房新社 1964年、『鴎外 闘う家長』河出書房新社 1972年、『文明としての教育』新潮新書 2007年など

「2010年 『「教養」のリメーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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