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この作品からのみんなの引用
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だが、更に嫌らしいことに、僕は今感じている自己嫌悪が単なるアリバイ作りに過ぎないこともちゃんと分かっているのだった。僕の計算高い部分が、ここで自己嫌悪を感じておくべきだと判断しているので、僕は自己嫌悪を感じているふりをしているだけなのだ。そうすることで、世間や他人に対する免罪符を手に入れたと安堵しているに過ぎない。
本当の僕は、罪悪感も自己嫌悪も感じていない。
何も感じていないーーーそう、何も。たぶん。
― 163ページ -
ー だが、更に嫌らしいことに、僕は今感じている自己嫌悪が単なるアリバイ作りに過ぎないこともちゃんと分かっているのだった。僕の計算高い部分が、ここで自己嫌悪を感じておくべきだと判断しているので、僕は自己嫌悪を感じているふりをしているだけなのだ。そうすることで、世間や他人に対する免罪符を手に入れたと安堵しているに過ぎない。 ー
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もはや夜に勝ち目はない。小鳥の声がその援軍だ。
― 252ページ
みんなの感想・レビュー・書評
終わりかたがイマイチでしたが、面白かったです。
意外な真実がどんどん明らかになっていってひきこまれました。
「死は生の一部分なんじゃないかな」というセリフが印象的でした。
一組の男女が別れる一夜の話。
率直に言うと読み始めは気持ち悪かった。うわーって気持ち悪さじゃなくて、まぁ単純に男性側の計算高さなんかが自分とダブって居心地悪い感じ。書き方が淡々としてるから、読み進める内に客観的になってどうでもよくなったんやけど。
心理描写に特化してる分曖昧で、抽象的で、結局こういう事って明示出来る答えは無し。
白黒はっきりさせるのが嫌いな俺にはある意味ぴったり。
人を本当に愛するって、さてどういう事でしょうか。
あの旅から、すべてが変わってしまった。一組の男女が迎えた最期の夜明らかにされなければならない、ある男の死の秘密。運命と記憶、愛と葛藤が絡みあう
男性と女性の物語。引っ越し前夜の何もなくなった部屋で2人が話をしながら過去を解き明かしていくのですが、舞台にしたらとても面白そう。
女性の強さ、男性の弱さがすごくうまく描写されているなと思いました。
ダークな「ピクニック」。
いつも思うのだが、この人の小説は演劇のような
雰囲気だと思う。
舞台で演じてる様子が頭に浮かぶ。
男と女の「きょうだい」って難しいもんですな。
野郎の「きょうだい」は極単純ですが。
曖昧な記憶を手繰り寄せながら、別れの直前の男女2人と”あの男”の過去の謎を解き明かしていく一夜の心理ドラマ。
濃かったです。
しかし、千浩と千明の2人はやはりそうであったか…という予想通り。
(ある意味定番)
夜明けがおとずれてよかった。
しかしなんとなく、すべてが解き明かされてすっきりしたわけではなくてまだもやもやしている。
2人の人生は今後どうなっていくのだろう…。
男女2人が分かれる夜に心残りであったある出来事について語りだす。
何もない部屋で2人きりでお芝居のよう。真相を知って立場が変わっていくさまは面白いが、もう少し盛り上がりがあれば。
男女の心理劇。
一晩の出来事なのだが、二人が話せないでいたある事件の真相が次第に浮かび上がってくる。
それと同時に二人に隠されたある真実も。
相変わらず恩田さんはこういう話がうまい!
でも今一惹きこまれなかったかな・・・。
記憶の断片からこぼれおちるように次々と紡ぎだされる脈絡のないようなストーリー展開、一見呼吸のように滑らかに進んでゆくのにぐいぐいときょうだいのミステリーにひきこまれてしまう。巧いなぁ。
一組の男女が、彼らの別れの晩に、酒を酌み交わしながら、過去に起こったあるできごとについて話をする、という小説。
章ごとに男女の視点が入れ替わり、夜が明けて、この物語が終わる頃に、
このできごとのひとつの可能性としての真相が浮かび上がってくる。
恩田さんらしいブラックストーリーというか、
ミステリアスというか、
謎を中心に、たんたんとして文章で物語が進む展開。
ただ思った以上の引き込まれ感はなかったかな。
現代が舞台だからでしょうか。
恩田作品は、異世界や過去や未来や歴史ものが舞台のほうがしっくり来る気がします。
ひとつの結論がでたあとの
主人公の女性側の気持ちの着地点が見事だった。
そうなるのね…という。
新しい視線でした。
二人の関係性と、お互いに対する心情をもうちょっと見てみたかった。
謎解きの結末が思いもよらないものでびっくり。まさかこうくるとは思わなかった。
さすが恩田さん。女性の心理がうまく描けてます。男女の駆け引きもうまい!
男性の心理はちょっと分からないけど、これもうまく描けているのかな?
読後感は真実が分からないまま終わってしまったからか、なんだかもやもや。。
恩田さんの作品なのに、ちょっと物足りない気がしました。
【一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。それはすべて、あの旅から始まった――】
2人で過ごす最後の夜。情景がきれいに浮かんできて、まるで舞台劇を見ているようだった。(実際舞台化したら面白いかも。個人的にヒロインは黒木メイサを当てて読んでいた。)
謎解きがメインではなく、謎が解けることによる2人の心情の変化が詳細に描かれている。結果は、ああこんなもんか、ってあっけない終わりだけど。でも現実もそんなもんかも。夜に高まる感情と朝の訪れで冷静になる自分。
タイトルに覚えがあり、読んだはずだけれども、内容に覚えがない。あらすじを見ると、かすかにあれかな? と思い出すのだけれど。タイトルが素敵でも、抽象的すぎると中身を忘れてしまう。
ひとつの部屋にいる男女、これだけの舞台設定で話が深く広く展開されます。それで読ませる力はすごいと思うけど、小説の技術が目立つ感じで、個人的にはストライクゾーンから外れるかな。
一部屋の一晩の出来事なのにいろんな感情が溢れてくる、不思議な世界だった
つくづく自分は恩田陸の作品が好きだなって思った
上質な少女マンガを読んだような充実感。ページを繰る手がとまらない。いかにも恩田陸らしい展開。設定がはっきりしないまま、読者も探りながら、物語が進んでいく。文学的な深みはないけれど、おもしろいからいいか。

運命的に再会した男女が別れる前夜の話。
数時間の男女の会話だけで自分たちのルーツから父親の死因まで推測していく流れがすごい。男女交互に入れ替わる視点から心情変化が手に取るようにわかる。
女...





