露探―日露戦争期のメディアと国民意識

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著者 : 奥武則
  • 中央公論新社 (2007年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120038563

露探―日露戦争期のメディアと国民意識の感想・レビュー・書評

  • 日露戦争時の間諜疑惑を持たれたひと、露探、のメディアでの取り扱いについて。

    露探という毒語、の持った影響力を個人のエピソードを中心に描いていておもしろい。しかも、かなり特殊かつ賞味期限の短い言葉だったようで。今はどうなんだろうか。

  • 「日本人セントリズム:国民的性情やわが国民の固有性を全く疑いのないものとして持ち出してくる思考様式」
    一方に「軍神」他方に「露探」をおくことで国民としての自らの意識の中に「国民」と非「国民」を分ける分割線を容易に引くことが出来るようになった、という指摘は重要。

  • 日露戦争時に新聞などで使われていた露探という言葉に着目した本
    露探は簡単に言えばロシアからのスパイ
    独探や日探等も使われたが今は死語になっているのではないか

    自分は勉強できず歴史も詳しくないので難しいことはわからないが
    宗教の関係や露探と疑われた人達についても書かれており考えるところがあった
    個人的に函館の部分が気になった、ベレンコ繋がりで反応したんだけど(・∀・)

    以下引用
    近時小生を指して露探なりと吹聴するものあり、

    この文章にとても感じるものがあった
    露探疑惑に晒された人達についてはもっと調べてみたいのでいずれまた読む

  • とかくこの世は住みにくいってほんと…

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露探―日露戦争期のメディアと国民意識の作品紹介

日露戦争当時、敵国ロシアの工作員=「露探」とレッテルを貼られた人々がいた。ひとたび「露探」と名指しされたら、どれほど弁解しても疑いを晴らすことは難しく、議員辞職に追い込まれたり、スパイ容疑で逮捕されたり、場合によっては殺害されたことすらある。そこには、メディアも大きな「役割」を果たしていた-。当時の新聞などから「露探」の全体像を明らかにし、「非国民」が作られていく過程をたどる。

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