アイロンと朝の詩人: 回送電車3

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 104
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120038662

感想・レビュー・書評

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  • 待機のためだけにフィールドから隔離されたネクストバッターズサークル。
    聞くたびに暗い気持ちになる横断歩道のとおりゃんせ。
    ヨーロッパで暮らして以来どうしても好きになれない家庭の蛍光灯。
    新しく買った携帯電話に多くの男からかかってくるドーラ宛ての電話。
    卵と卵のセット、そしてスポーツマンの猫。
    子どもの頃に見つけた秘密基地の岩棚。
    スラックスの上を行ったり来たりする彼女。
    不揃いな鉛筆削りのかすを出すために手に入れた宗近肥後ナイフ。
    カバー:北園克衛「プラスティック・ポエム」より
    装丁:堀江敏幸+中央公論新社デザイン室

    静かなエッセイ集です。
    文学作品について言及されているところは
    勉強不足のため読み下せていないですが
    少し古い小物についての語り口が凄く好きです。
    鉛筆用のナイフとか郵便用のスタンプとかタイプライターとか。
    スポーツマンの猫について知りたいです。
    でもこの話フィクションぽいからなぁ…

  • 文学に関する専門的なエッセイが多く、知識や興味がないよ読みづらい。

  • 〜〜たとえ善意で発せられた言葉が結果として相手を傷つけたとしても、発せられた言葉の是非ではなく、是非を探ろうと新たに言葉を尽くす倫理そのものが難じられることはないはずだ。〜〜〜

  • 102/100

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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