サウスポイント

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120039249

感想・レビュー・書評

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  • 徹頭徹尾、生者が死者と対話するお話だったと思います。ここまで死者を意識したばななさんの作品ってあったかなあ。別れた二人が再び出会う話でもあり、別れもやっぱり死に近いように思う。やっぱり死者の話だと思う。それをハワイという場所を舞台に書かれたことに、とても関心があります。ばななさんで地名が具体的に書かれてるのって珍しいような気がする。

  • 前に読んでた。
    ハチ公の最後の恋人の後日談⁉
    ずっと前に読んだので内容忘れてしまってるから。
    よしもとばななさん。久しぶりに読んだ。読んでたら安心する。2013.1.27

  • この本読んだの2回め。途中でこれ前にも読んだことあるなあと気がついた。これは、悲しみからの再生のお話かな。

  • 一気読みで、一日で読めた。すごい。こんなことってあんまない。
    一人一人のキャラクターも、ハワイの風景も、キルトを作るという仕事も、全部好き。
    なんだろう、この空気感。
    海のふたもすごく良かったけど、もっと好きだな。
    よしもとばなな好きだわ。

  • 「ハチ公の最後の恋人」の後日譚ともいえる物語。


    ハワイ島に行ってみたくなった。

  • 発売当時に一回読んだっけ くらいだったので
    内容はすっかり忘れてた

    こんなに露骨に恋愛をしてる男の子が出てくるのって、よしもとばななさんの作品ではめずらしいんじゃないかな


    すべて思い込みで生きられたら
    しあわせだろうなぁ

  • まぼろしハワイのほうがいいな。

  • 読書の秋。
    何か足りないとと思ったときはほとんどが本。
    雨が降ることを知ってても急いで図書館へ。
    よしもとばななさんの作品はハズレがない。江國さんと同じ。

    しかも海外ブームの私にとってハワイが舞台とは!情景が浮かんで行きたくなっちゃう。

    変わった名前のテトラちゃんとヒッピーみたいなママ。

    子供なのに既に完成系の珠彦くんと芸術家のお母さん、パワーを持ってるお父さん。

    運命とか、偶然とか、世界とか、別れとか、能天気さとか、スピリチュアルとか、感性とか。
    もう、いろーーーんなものが詰まっていて、それで最後に住むのはハワイ。
    もしかしたら、最後をハワイにしたいがためにこういうシチュエーションにしたんじゃないかってくらい、彼らはハワイに馴染んでいます。

    いくつもの綺麗な言葉たちがすぅっと当たり前のように存在している、魅力はそこだろうな。

    大人になった珠彦くんが無償に子供に思えたのは、テトラちゃんが大人になったからでしょうか。

    ハチ公の最後の恋人、まぼろしハワイも読まなくちゃ。

  • よしもとばなな作品比として、気に入った度を評価にしてみた。

    こどもっぽい文体とこどもの恋愛ってのがしっくり来ていい感じ。
    こどもっぽさの中に鋭い言葉がいくつも埋もれてて、はっとさせられる。

    単純に、自分がハワイ島に行ったときのあの空気感を感じられるので便利な小説でもあるんだけど、それを抜きにしたらこんなに気に入ったかな、と思う。
    前作のハチ公の最後の恋人、よりはこどもの恋愛の痛々しさが少なくて好き。

  • ひさしぶりにばなな読んだ。
    重く暗すぎなくて、さらっと一気読みできたのは、後半の舞台になるハワイ島の空気感と、珠彦のちょっとダメな感じに惹かれるからかも。
    海が見える公園で風に吹かれながら、長いことばななから離れていたけどまた読み始めようかなと思った。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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