ブランド進化論

  • 31人登録
  • 3.07評価
    • (0)
    • (4)
    • (7)
    • (3)
    • (0)
  • 7レビュー
  • 中央公論新社 (2008年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120039522

ブランド進化論の感想・レビュー・書評

  • 大企業のブランディングについて、具体的に書かれている本。ハウツー本とは違い、事実ベースに書かれているのに、そこには必ず企業の取り組みのストーリーがちゃんとある。まず、ぶれない。そして成長している。そう言うところが、読んでいて刺激になります。読み物としても、かなりおもしろいです。
    ちなみに私が一番好きだったのは、未来館の毛利さんとのインタビューです。あそこだけでも、読む価値大有りです。

  • 【配置場所】工大一般図書【請求記号】675||Y【資料ID】91121161

  • ブランドについて考えると同時に、そこで働く社員・マネジメントの思いを感じることができたことがいい刺激になりました。一朝一夕では成立しないブランドをつくるのは、やはりそこで働く人です。

  • <シャープ>
    【お手頃ブランド→先進ブランド】
    ・2001年当時のコーポレートブランドの印象
    「お手頃価格」「安っぽい」「センスに欠ける」「憧れを感じない」「二流」
      ↓
    ・2008年
    「先進的」「独創性のある会社」「かっこいい「尖っている」「一流」

    【新ブランドの普及方法~対顧客~】
    ・1998年町田社長の発言
    →会社の新しいイメージを根付かせる商品カテゴリを「液晶テレビ」に設定。
    ・2001年1月1日からのテレビCM、全国紙、車内広告
    ・大手販売店における営業提案とアクオスコーナー展開
    ・ブランドリングの概念
    →店舗での接点、テレビCM、新聞雑誌広告、交通広告
     ウェブ、カタログ・パンフレット類が一貫性を持って展開

    【新ブランドの普及方法~対社員~】
    ・ブランドブックの配布
    ・本社と事業本部別に全部門長に対するブランド研修

    【商品の変化】
    ・全世界統一ネーミングへの変更
    ・インダストリアルデザイナーへのデザイン依頼
    ・亀山工場のブランド化
    →お客様に高くても欲しいと思われる商品を作ればいいのでは?
     という発想

    【社内体制の変化】
    ・緊急プロジェクト制度
    →各分野のエキスパートを集めた社内横断的な取り組み
    ・ブランド戦略推進室
    →110名という大きな規模。各事業本部にいた販促担当の人たちを
     全てブランド戦略室に異動。さらに同社のホームページ企画や制作も
     それぞれの事業部の傘下にあったが、それも統合。
    →ブランド戦略室、宣伝部、販促部、ウェブ企画室の大統合

    <ラコステ>
    ①レディースライン
    ②店とブティックのコンセプト塗り替え
    →NYのコンセプトショップが成功の大きな要因
    ③広告、コミュニケーションを変える
    →世界共通、一貫性

    <LG>
    ①事業の選択と集中
    ②デザイン重視の戦略
    →ブランドイメージは製品そのもののデザインを通して培われる。
    ③ブランド重視の戦略

    <HSBC>
    ・ブランドスローガン
    →The World's local bank

  • 明治製菓、キリン、コクヨ、コーセーなど
    有名商品ドを取り扱う企業のブランド戦略について書かれてる。
    特に目新しいことは書いてなかったが、
    各企業のブランドの誕生から発展までのエピソードは興味深い。

  • 『第1章 ブランドを変革する』
    ・2001年当時のシャープのコーポレートブランドの印象は,「お手ごろ価格」,「安っぽい」,「センスに欠ける」,「憧れを感じない」,「二流」だったという.ところが現在では,「先進的」,「独創性がある」,「尖っている」「一流」に変わった.「一流」を挙げた人は,07年時点で72%にも及んだ.98年に就任した町田社長が,IC事業ではなく液晶でキラリと光る存在になることを決断したのだ.これが第一歩.
    ・次に,緊急プロジェクト制度の下,各分野のエキスパートたちが集められ,ドリームチームが底力を出した.その裏には,匠の数々の挑戦があった.
    ・さらに,各マスメディアでの宣伝があった.これを目にして取引先も社員も,「会社の本気度」を確信するに至った.
    ・シャープのブランド戦略推進本部は,110名が在籍している.これは半端な規模ではない.
    ・シャープは,消費者の低いブランド評価による利益ロスのデータを集めた.そしてすごい数字に驚いた.
    ・彼らの基本的なブランド活動への考え方.①会社のトップが本気でブランドを強くしようと思うこと.②ブランドという言葉を,経営,事業の一般用語かしていくこと.会社が持っているブランド課題については,全員に正しくきちんと伝えて行く.…など.
    『第2章 ブランドを創る』
    ・フランク・ミューラー.1992年創立.「私たちのターゲットは,「決定的な人々(ブランドのアンバサダーになるような人であり,各界のオピニオン・リーダー)」だ」.「自由な立場から自由な創造を成し遂げたら,後からブランドはついてくる.安物ばかり作っていたら,どんなにブランディングをやってもダメだ.」
    『第4章 ブランドを着床させる』
    ・工場内でも営業の現場でも,社員に当社の将来の「ビジョン」を見せることが大事だ.それも明らかに見えるビジョンでないと.
    ・安易な値引きをすることが,どれほどブランドを既存することか.景品付きセールなど,ブランドに逆行すること.
    『第5章 ブランドを伝える』
    ・インフルエンス・インフルセンサー.影響力ある人に対して影響を及ぼす.これはブランド戦略の定石である.
    『第6章 ブランドを分かち合う』
    ・リコー.高機能より高感度.機能が優れているとかコストパフォーマンスが良いということとは別に,好きだから,人に勧められたからという理由で人はブランドを選んだり買ったりしている.

全7件中 1 - 7件を表示

ブランド進化論の作品紹介

企業もブランドも、生命体のように進化する。進化できない企業には、やがて滅びがあるのみだ。日中韓欧米25の物語を、ブランドの変革、創造、育成、着床、伝達、共有という6つのテーマから捉えたノンフィクション。

ブランド進化論はこんな本です

ツイートする