美女いくさ

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著者 : 諸田玲子
  • 中央公論新社 (2008年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120039751

美女いくさの感想・レビュー・書評

  • 女のいくさの辛さ儚さしたたかさ

  • これまで司馬遼太郎あるいは吉川英治の戦国時代は異なり、女性側の立場から見た戦国時代を知る。それにしても、織田信長の妹お市の三女小督は落城、政略結婚、嫡男出産など、戦国時代に振り回された人生だったと思う。「この時代の女の戦は、戦場で戦うことにあらず。子を産んで婚家を守り栄えさせること。」を切々と訴えた時代小説である。

  • 2013-8-16
    一日で読んだ。おごうねはなし。
    上野樹里の大河ドラマを別の角度から書いてる。大物がふんだんに出てきて!翻される女たち。陰惨な処刑は我が身におこるとしたら痛みがすさまじい。忍びがいたり、情報をまちわびたり、時代をかんじた。

  •  大河ドラマを見ていなかったら最後まで読めなかったかもしれない。さらさらと話が進んでいく。この時代の女の戦は、戦場で戦うことにあらず。子を産んで婚家を守り栄えさせること。割り切って結婚するところがそんな時代だったんだなあと思う。
     今でも身分のある人はそういう暮らしをしているんだろう。

  •  女性の視点から描いた、戦国の世界。
     物悲しいだけで終わらせない、しみじみとしたお話でした。
     時代考証などしっかりされているので、大河ドラマと比較しても違和感なく読み進めることができました。
     時代物は苦手なのですが、この作者さんの文章は読みごたえがあります。内容を知らないまま借りてきて、読んで、ああ、面白かった!というパターンになっています。
     

  • 仕事用で読んだ。
    女として生きていく時の「戦い」とはなにか、考える。

  • お江の本はこれまで読んでない。
    この時代は最もよく取り上げられているので、史実に云々は問題にしない。
    NHKの大河ドラマと比較しながら再度流し読みしても?

  • 戦国の世を生きる
    女たちの物語

    織田信長の妹
    お市の娘 三姉妹
    末妹の小督

    浅井家の子として、そして、
    信長の姪として生まれた宿命
    織田、豊臣、徳川と権力が交代する
    戦国時代に
    戦いとともに生きる

    生きるとは戦うこと

    女子は強うのうではならぬ。
    強いとは、我を張ることではのうで
    己を曲げること。
    従順になること。
    強風で枝は折れるが
    葦はなびくだけ。
    風がおさまれば
    すくりと身を起こす。

    土田御前の言葉が印象に残る

    戦いは勝つことだけが
    全てではない

    大切なものを守るために
    憎しみも愛しさも
    欲望も義も
    悲しみも裏切りも
    生きる地が変わっても
    大切な家族と別れても
    自身の気持ちも押し殺しても
    全ては生きるため
    それが女たちのいくさ

    小督、茶々、お初、おね、考蔵主、
    土田御前、待女ときわ、ガラシャ・・・

    この戦いの時代に
    したたかに生き抜く
    それぞれの女たちの物語

  • 大河ドラマの主人公(原作ではないんだよね?)だとのオススメで読んだけど良かった。基本的に歴史物は苦手なのでよっぽどのオススメがないと歴史物は手にとらない(苦笑)むか~し読んだ女風林火山って漫画も内容忘れちゃったけど何というか、戦のさなか活躍するのも苦しむのも男だけではなく女だってそれぞれ戦ってるんだよねと思う。それが直接的なものでなく体を使ったり子どもを生んだりだったとしてもそれは女にしかできない。こういう小説を読むたびに女のほうが、いや母はこの世で一番強いんじゃないかと思う。

  • そこがつっこみどころじゃないとは思うけど結構 血縁結婚が多くて 。。こどもが育つのかなぁ と気になったりします。

  • 由緒ある一族には家系図を持っているが、確かに戦のコマとして姻戚関係を結ぶためには必要だったのだろう

  • なんだかんだ言ってもやっぱり女は強い。

  • 「女から見た戦国時代」とあったので、期待していた。
    しかし、思ったよりも淡々と話が進むのでイマイチ盛り上がりに欠け、気づけば終わっていた……というのが、正直な感想。
    個人的にはもっと劇的な盛り上がり方で、徳川2代将軍御台所になるまでを見たかったな。

  • 浅井長政と市の間に生まれた三姉妹の末っ子である小督を主人公に据えた、女の視点から戦国を見た時代小説だ。
    歴史に翻弄され、幾たびも夫を変えながら、女のいくさを戦い抜く姿が描かれる。
    歴史オンチのため、彼女の存在をまるで知らなかったので単純に「このあとどうなるんだろう」と楽しめた。
    男のように天下を求めるわけではない。それでも、女は戦わねばならない。
    歴史小説と言うと名だたる武将の活躍を思うけれど、男性の影で戦う女性の処世は斬新で興味深い。

  • 茶々の妹、小督の物語。
    お市の方の娘に生まれ、茶々の妹。3度の結婚をさせられ、最後は家康の嫁。徳川の跡継ぎを生んで最後の笑った女?
    けっこう小説のネタになってる人ですね。何冊か読んだ気がする。ホント、見方を変えればいろいろ物語が作れる人よね。
    この小督は、今様の女性で、前向きに自分を持って生きた女性として描かれていますね。実際は絶対そこまで考えてなかった!
    でも、そこそこ楽しめた。

  • 読書完了日2008年12月21日。浅井三姉妹の末妹、小督が主人公。春日局との確執が先入観としてあるためか、私の小督像はあまり良くない。けれどだからなのか、新鮮な思いで読めたと思う。とりわけ織田信長の性格を一番受け継いでいるのが小督であるという設定は驚いた。茶々が柔和なかんじなのも。茶々は起伏の激しい性格の持ち主と思っていたので…。映像の影響を受けすぎ??(笑)

  • 織田信長が妹、お市の方の末娘、浅井長政の忘れ形見の小督(おごう)の物語。まだ読み始めたばかり、愛知、三重県の方々は読むと、地形や歴史が頭に浮かんで解り易いかも。

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美女いくさの作品紹介

仲を裂かれた最初の夫への思慕、養父・秀吉への怨み、長姉・淀殿との訣別を胸に、ついには将軍の御台所にまで上り詰めた小督だったが…女性の視点で描く新しい歴史小説。

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