KUNIMORI

  • 160人登録
  • 3.36評価
    • (5)
    • (26)
    • (35)
    • (7)
    • (1)
  • 33レビュー
著者 : 五條瑛
  • 中央公論新社 (2009年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040078

KUNIMORIの感想・レビュー・書評

  • なかなか面白かった。しかし、実際には叔母がここまで深く北朝鮮と関わっていたのであれば、生前に何らかの形で、主人公に伝えると言う気がするのだが……

  • 某国の存在って、本当に不思議です。
    それはおいといて。行っちゃうんだ。耕太さん、切ないね。

  • タイトルから大層スケールのでかい話だと勝手に思ってたんですけど、べつにそんなことはなかった。
    どこが国守りなのかと思いながらも読みつづけましたが、でもラストでやっと書名の意味が明らかになりました。作中で登場するヤモリともかかっていて、読後だとわりと秀逸なタイトルに思えてきたぞ(笑)

    ストーリー自体よりも、潤や月子といった人物たちとの心の交流パートの方が面白かったな。

  • 潤が出て行ってしまうのがせつなかった。

    それ以外だと3兄弟の兄プラスヤモリと潤のキャラが良かっただけで印象が薄い。

    でも、読むたびに、日本以外の国に生まれていたとしたら、自分はどういう国家観を持ったんだろうなっておもう。「祖国」という感覚がいまいちよくわからない。

  • 叔母から受け継いだ貸しスタジオを経営する耕太に、次第に見えてくる叔母の行動的だった側面。祖父が消えた中学生、潤。最上階から忽然と姿を消した謎の会社。残された携帯電話。

    凄惨な場面も色気もないまま、日常風景の延長って雰囲気で進むおとなしめミステリー。主人公がとにかくいい人だからかな。不完全燃焼感ちょっとあり。

  • 途中までは楽しく読めたが・・。
    ラストは尻つぼみ。

  • 今の環境と心情から、最後まで読む気力がおきず。
    未評価なのは、参考にしないで下さい。

  • 伯母の遺産を相続した耕太は,夜逃げした会社「デプラ」の従業員たちから
    カサイに連絡をつけろと頼まれる。どうやら伯母には自分の知らない
    社交的な面があり,いろいろな知り合いがいたらしいことが分かる。

    主人公が人がよすぎて,
    物事の判明のしかたが順調すぎるのが気になるが,
    そのぶん飽きずに楽しめる。

  • 設定はまさに五條せんせい!という感じ。
    だけど他作品より家族・家庭がクローズアップされているな、という印象を持ちました。
    他人ではあるけれどどこか自分に似た潤を大事にしてあげたい、という耕太の優しさがすきです。

    読みやすくてサクサク進んだけれど、特に盛り上がりもなくて物足りないというのも正直なところではあります。

    でもこういった話は、なんとなーくリアルだなぁと。
    そんな中で耕太のような存在は救いでした。

  • さすがの五條節。もっと長編で読んでみたかったかも。

  • 『ヨリックの饗宴』が好きなら好きかも。
    去るものの背中はいつでも寂しい。

  • そうなんだよなあ、五條さんの描く人物ならそういう決断をするよね…。
    それでも耕太と同じように、いつか潤が国境も血縁もすべてを振りきって駆け抜けていくことを、願わずにはいられません。

  • 図書館タイトル借り。

    この方の小説は初めてなので、傾向とかわからないんですが…。

    30過ぎの耕太が、叔母から引き継いだ遺産。マンションと貸しスタジオ。
    そこで暮らしていくうちに、控え目だと思っていた叔母の、幾つもの顔を知りビックリする耕太。
    行きがかりで預かる事になった中学生、潤の祖父が元北朝鮮工作員と知り思いもかけない事件に巻き込まれていく…。

    いや、ホントサクサク読めます。
    でも、これといって引っかからない?

    とゆーか、北朝鮮工作員かも?と思ってるのに、あくまで相手側にたって、考えてあげるって、良い人すぎる(苦)
    なんで公安に通報しないんだろう?

    とゆー疑問ばかりあたまに浮かんできて、真実味に欠ける小説でしたw

  • さらさら読めた。主人公がいい人だったからですかね。ヤモリとコップ、そしてクニモリ。また新しい世界を知れました。

  • んんん?どうした五條先生、面白くなげふげふげふ。

    アレー?相変わらずのボーエー的スパイ的な内容なのに、全然盛り上がらないし緊迫感もない。
    サラサラサラ~と流れて終わり。アラ?

    キャラもカワユスでいいんだけど。
    というか、このシチュエーションで徹底的な悪人がいないところがスゴイ。
    今回、全員がイイ人。
    でもストーリーがあっさりだから、人物もすべてがあっさり。
    途中で中瀬君が「イイ人は足元をすくわれやすい」的なことを言うから、トンデモ裏切りがあるのかと勝手に思い込んでいたので^^;
    最後まで読んで、「諜報員やら盗聴やらをモチーフにしたほのぼの小説だ……」と思ってしもうたよ。
    カサイさんの身分は途中で予測がつくしなあ。

    ラストまでこのまんまだったら、不本意ながら☆二つのところだったけど、ラストの潤君がぐっときたから三つにした^^;
    ああいう行動を取るとは思わなかったから、よけいに切なかったわ。

    とはいえやっぱキャラはいいんだよねえ~。
    ゴツイ設定に超キュートな登場人物たち。
    これが五條先生の持ち味なのかしら???

  • 図書館より拝借

    叔母の秘密
    北の元諜報員と孫

    わりと、すっきりとした感じに終わってくれた。
    潤の気持ちを知ることは、わたしには難しい。

  • 2009年最後に読んだ本。

    うーん…あっさり。なんだか壮大なタイトルの割にちまちまと話がすすみ、これといった盛り上がりも無く終わってしまったような。この厚みで内容これ!?

    五條さんの本は基本的に好きなんだけどな。これは今まで読んだ中で一番薄味だったような気がします。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    東京下町の貸しスタジオと共に、複数の賃貸物件を伯母の遺産として相続した武原耕太。勤め先を辞め、スタジオ経営に専念する彼だが、同じビル内の会社「デプラ」が夜逃げしたことを知る。また、それと前後して、「デプラ」の関係者と思われる男たちが、次々と耕太の前に現れ始めた。伯母の名を言いながら「たすけてくれ」と繰り返す彼らと「デプラ」の正体、そして、亡き伯母の秘密…。それらを調べ始めた耕太の下へ、ある日、潤という少年が伯母を訪ねてきた―。国家とは、愛の在り方とは何かを問う著者渾身の書き下ろし長篇ミステリ。

    (借)

  • ヤモリは家守…イモリは井守
    クニモリは国守。なるほど。
    スケールが大きくて面白い。

  • 読みやすかったが、半分以上読み進めても、どういう話なのか中々見えてこなかった。なるほど、ヤモリとコップか。主人公が善良な凡人で、叔母の遺産を相続してから、次第に周囲に不穏さが。悪意のない、個々の正義や生活のための仕事。ひたすら、潤を気遣う主人公のまっすぐさが眩しい。月子さんと仲良くね。

  • 伯母の残した遺産をもとに、生前の伯母の足跡をたどる甥の話。北朝鮮とかスパイとか、そういうのが絡んでくる。相変わらず読みやすくて登場人物が魅力的。最後の少年の決断がすがすがしく前向きさを感じさせてとてもよかった。(でも実際どうすんの?という気持ちは残るんだけど…)

  • 北朝鮮やら韓国やら、併合の問題やら。
    工作員から日本の情報流出の手腕まで。
    がっつり盛り込まれてた。

    ヤモリのおっさんが素敵。
    アメリカが911のときにやった話、ほんとかな。
    こわいけど、確かに効率悪い。
    オーシャンズみたいに完璧な暗号でしゃべってたら、どうすんの。
    むしろ、そっちが多いだろーね。

    わざわざばくだんとかてろとか
    怪しい単語は出さないだろうし。

  • 叔母からの遺産を引き継いだ青年は、その内の賃貸物件にまつわる深い事情、また今まで知らなかった叔母の秘密を知る。もつれた糸をほぐすように徐々に明らかになっていくのだが・・・珍しく主人公が日本人の普通の青年だ。珍しく一人の少年の登場によって、人情物になっている。でもやっぱり北とか、国家とかの問題に行き着く。平穏にのほほんと生活している私には、想像はできても思いもよらない事柄、でもそれは大人たちの都合や事情であって、子どもは巻き込んで欲しくない、と思う。

  • 伯母の遺産を継いだ耕太のもとに現れた少年。
    夜逃げしたデプラの住人が助けを求めにやってきたり、少年の祖父を捜すうちに伯母の秘密に近づいていく。

    デジタル面の情報セキュリティについて改めて考えさせられた。
    そうするしかない、と思える道を自分自身で選び取る力と愛は、とても強いものだなぁと。

全33件中 1 - 25件を表示

KUNIMORIを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

KUNIMORIを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

KUNIMORIの作品紹介

東京下町の貸しスタジオと共に、複数の賃貸物件を伯母の遺産として相続した武原耕太。勤め先を辞め、スタジオ経営に専念する彼だが、同じビル内の会社「デプラ」が夜逃げしたことを知る。また、それと前後して、「デプラ」の関係者と思われる男たちが、次々と耕太の前に現れ始めた。伯母の名を言いながら「たすけてくれ」と繰り返す彼らと「デプラ」の正体、そして、亡き伯母の秘密…。それらを調べ始めた耕太の下へ、ある日、潤という少年が伯母を訪ねてきた-。国家とは、愛の在り方とは何かを問う著者渾身の書き下ろし長篇ミステリ。

ツイートする