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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「息子って、甘あい、ものなのよ」
― 162ページ -
「そう?まあ古い新しいって、くるくる変わるから、十年前のものがちょうど今どきの新しいものと似てたりするわね。人間の思いつくことなんて、そんなに変わるものじゃないでしょう?袖が四つあるコート、とか、誰も売りださないし」
― 275ページ -
(この感じ、この感じが、「家族」なんだ!)
わたしは思う。
敵でもある。味方ともなる。時には観客となって、声援を送る。反対に野次をとばす。そしてまた、審判となって厳しい宣告をおこなう。また、温情あるジャッジをくだす。うぐいす嬢にもなる―たぶんそれは郁だ。球場をとびまわるビール売りやお弁当の売り子にもなってみせよう。
しかして、それらいりまじりあって、役柄をくるくる変えあって、出たりひっこんだりして、変幻自在に試合をすすめてゆ者たちの実体は。
― 207ページ
みんなの感想・レビュー・書評
借りて既読なのに買ってしまった本。
何度読んでもいいな、と思える本。
ほんのチョットだけファンタジーな本。
妻がどう考えているかちょっと気になった。
これは結婚してる人が読むとより面白いんだろうなあ。
全員においおいと突っこみつつ楽しく読みました。
「こわがるから、出る。気にするから、見える。」なるほどねえ。
本来ならば笑ってはならない話のネタの部分(嫁姑問題とか、家族の在り方とか)があるのに、くすりと笑ってしまうぐらい深刻さがないような気がしたのだけど、でもやっぱり自分が経験したことで気付いていくものは深刻なものだったんだな。なんというか、あえて空気を読んでいないのかそれてももとから空気が読めない人間なのか、それを考えることもめんどくさくなってくるし、でもそれを考えなきゃ生きていけない。だれかとだれか... 続きを読む »
生活の中は、「これでよろしくて?」の連続だ。悶々とする「これでよろしくて?」を乗り越えてゆくテーマがきっと爽快なのだが、総評は普通。
おもしろい!嫁姑、そして夫
なによりタッチが軽くていい。
久々の読み終わりたくない作品だったー。つねに向上心大事
軽い本が読みたいなー、と息抜きとして図書館で借りて、
思わず一気読みしてしまいました。
むしろ疲れた。でも楽しかった。
井戸端会議みたいな議題を、おいしいもの食べながら、
気の合う様々な年代の女の人と話し合える場所があったら
それだけで日々が生きやすくなる。
うらやましい。
いろんなテーマが次々に出てきて、おもしろかったです。
嫁姑問題…嫌ですね。
生きていくことはおばけの出現の連続。たしかになあ。
これは、結婚してからあらためて読み直したい。そんな一冊。
嫁と姑。母と息子。むむむ。
一見、何気ない日々を生きている主人公。悩みながらも、『これでよろしくて同好会』のメンバーと共に成長していく主人公に妙に共感できてしまう一冊です。
主婦・ベテランの妻・結婚正社員、『これでよろしくて?同好会』の面々はみんなで悩みとか日常の些細なハテナを議論する。議題をみると、30代40代の女性読者にはウケるはずです。
そうそう、食べっぷりのよさと話の弾み具合は比例するんだよね。
気分転換になるフッとした笑いをもらえます。会話文が多くて、全体的には入れ歯程度の噛みごたえかと想像する(入れ歯じゃないからわかりません)。だから、途中で移り気しちゃったら、オンナたちのお喋りに再び潜り込むのは難しいかも。悩みは尽きないんだから。
まとめ。今日の献立は、今日考えようね!
今日はハンバーグかな!
川上弘美さんの著書は「風花」に続き二作目。 風花は正直つまらなかったのだが、今作はサクサクと読み進められた。コミカル系で軽快だったからだろうか。 今作は前から気になっていた事と、今度こそはとの期待を込めて借りてみた。 菜月に深く感情移入した訳ではないが、共感するところは度々あった。 夫・光の母が突然に菜月の家にやって来たかと思えば、「菜月さんには悪遠慮しない。」と言ってのけていきなり同... 続きを読む »
中だるみがあって退屈した。
婦人公論に連載されていたそうです。
女として共感できる部分もありましたが、内容軽め。
一度読めばじゅうぶん。
川上さんは短編の方が好きです。
日常にへんてこなものがひょいとあらわれるような気がする川上さんのいつもの(というか)描き方に、なんというか、現実の日常の手触りがよりざらっと加わったようなお話だとおもいました。
おぼれないで、適度に客観視されていて、でも、やっぱり女な感覚。それが気持ち悪いというか、薄気味悪いかんじがしました。褒め言葉です(笑)。
それがいいとか悪いとかではなく、忌むべきものでも主張するものでもなく、ただそこにある感覚として、魔女たち(?笑)が淡々と「料理」してゆくような。そうしてみんな女はどこか魔女というか、お化けめいてくるのかな(笑)。
「蛇を踏む」や「龍宮」の頃のあの恐ろしいほどの切れ味が、最近あまりないような気がする……けれど「真鶴」という作品もあるわけで、油断は出来ずまた川上弘美の本をみつけたら読んでしまうだろうな。
(「婦人公論2008年1月号〜2009年4月号連載作品)
元彼の母親との出会ってできた関係で、おもしろい。
元彼の話はほとんど出てこなくて、メインは今の結婚生活。
女性ばかりが集まって日々のことを話し合う会。
そんな会が実際にあればいいなぁと思いました。
そして、主人公が最後に気付いた
「全てのことは変わっていく」ということ。
いまの状況も気持ちも、よくも悪くも長くは続かない。
だからこそ「いま」を生きようと改めて思いました。
ゆるゆると力をぬいて読める一冊。
解決の見えない夫婦間、嫁姑間、親子間。どうして問題が絶えないのか、これらの問題は何故起こるのか。こういった、一見ありふれたテーマを、川上さんならではの世界で読ませてくれる小説。ラストはほんの少し強くなった主人公がよかった。
作品じたいもいいけれど、細部の、誰かも言ってたなこれ、という、出会い、というか再会の楽しかった本でした。 たとえば、p.17「日々は些事からのみ、できあがっている。」というのは、川上さんじしんや、その周辺的な考えのように、わたしみたいなふつうの読者には見えているし。 p.30〜32の「パンツ問題」については、ほとんど同じことが、平野啓一郎『高瀬川』で「重大なことのように」語られていた(... 続きを読む »

いいなぁこの同好会。主人公いわく「くえない女たち」の集まりなのだが、ひとりひとりの個性がきわだっているし、みんなあわせたときのバランスもすばらしい。
結婚とか家族とか会社とか、いろいろな関係性の...





