教室の亡霊

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 267
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040948

感想・レビュー・書評

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  • さすがの浅見光彦。読みやすいし、斬り込んでくるなと思いました。

  • 浅見光彦物としては、内容はかなり地味だと思う。著者は社会への憤りをテーマにすることが多いが、本書では教育界の腐敗に対する批判をかなり全面に押し出している。だが、その分、ミステリーとしてはやや中途半端で物足りないように感じた。

  • 先生になるのにはコネがないと成績が優秀でも落とされてしまう それがもたらした悲劇 読む従って色んな過去がずるずると出てくる そう言えば近所の先生も県会議員に頼んで採用されたとお話に聞いたことがある
    浅見光彦しがない旅と歴史社のレポーターだが名探偵である 兄貴は警察のお偉い人 厚い本で途中で登場人物の人を忘れて逆戻りしながら読んだ えへへ 

  • 【教室の亡霊】 内田康夫さん

    深夜、学校の教室で殺された澤教諭。。彼のポケットには1枚の写真が入っていた。写真は澤本人と新米教師の梅原彩が写っているモノだった。
    警察は彩を事件の重要参考人として事情調書をするが彩はその写真にも澤にも見覚えが無いという。殺される直前、澤はノイローゼにより学校を休職していた。ノイローゼの原因は生徒の質の低下とモンスターペアレントと呼ばれる保護者の過干渉が原因だった。
    澤が殺されてしばらく後、彩が顧問をしている陸上部の生徒・山本の父が殺された。山本は息子が県大会出場の選考に漏れたコトに対し、顧問の彩へ猛烈な抗議を行っていた。そして、あるルートを使い選考を覆すように迫っていた。

    まったく別の地域で起こった二つの殺人事件。光彦はこの殺人事件の背後には県議会議員と教育委員会の癒着があると推測する。



    わたしの子どもの頃と今とでは、学校内での先生の立場というモノが随分と変わっているみたいだ。。男子生徒への体罰は当たり前にあった。。「体罰」というと聞こえは悪い。教師による理不尽な暴力は「体罰」と呼んでいいかも知れないけれども、悪いことをした時に一発だけ手を上げて叱るのは「躾」であって「体罰」と呼べないと思う。教師という職業にも適正があると思う。タイミングを見極めて叱るコトも大切だし、生徒に舐められ無い事も大切だと思うな。。

  • 教師の大変さや、モンスターペアレントの怖さがよく書かれていたけど、
    最後、あっさり事件が語られて拍子抜けした。結の存在が一番わからない。買うか迷ったけど、図書館で借りて良かった。

  • 本事件では教員採用に絡む汚職事件が根底にあり、モンスターペアレントと合わせ教育界の問題点が浮き彫りにされている。

  • 読んだ

  • デビュー30周年記念連続刊行一冊目だったらしい。浅見シリーズ。教育問題に係わる光彦。教育者も保護者もどんどん変な人が増えると、子供達に悪影響だよね。その辺はともかく、今回はヒロイン?が微妙な感じ。

  • 2月-9。3.5点。
    教育界の闇。群馬県を舞台にした、教師たちの事件。
    こういうネタ、この作家は好きだね。あっという間に読めた。
    リズムが良い。

  • 浅見というフリーターみたいだけど警察の偉い人の関係者ということとイケメンということだけで英雄扱いされて話がとんとん進んで事件解決する話。
    長い上につまんない。
    展開がつまんないとか犯人が分かってしまうとか、そういう次元の話じゃなくて、単純に話が面白くない。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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