参議院とは何か: 1947~2010 (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041266

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  • [ 内容 ]
    これまで、政治過程において参議院が果たす役割について、二つの見方が対立してきた。
    一つは、「強い参議院」論と呼ばれ、参議院に大きな役割を認める。
    もう二つは、「カーボンコピー」論と呼ばれ、参議院の役割を限定して捉える。
    本書はこの対立に決着をつける。
    このため、参議院が創設された一九四七年から政権交代直後の二〇一〇年にいたるまでの期間に日本の政治過程において、参議院が果たしてきた役割を辿る。
    そして、参議院とは何か、明らかにする。

    [ 目次 ]
    序章 参議院の見方
    第1章 内閣の鬼門―吉田茂と参議院
    第2章 議長の時代―松野鶴平と重宗雄三
    第3章 河野謙三の登場
    第4章 五五年体制の崩壊と参議院
    第5章 「首相支配」と参議院―再び内閣の鬼門化
    第6章 再可決の時代
    第7章 参議院の役割

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著者プロフィール

竹中治堅(たけなか・はるかた)
政策研究大学院大学教授 1971年生まれ。
1993年東京大学法学部卒業、大蔵省(現財務省)入省。1998年スタンフォード大政治学部博士課程修了。1999年政策研究大学院大学助教授、2007年同准教授を経て2010年より現職。
単著に『首相支配』(中公新書)、『参議院とは何か 1947~2010』(中央叢書、大佛次郎論壇賞受賞)、共編著に『二つの政権交代』(勁草書房 2017年)などがある。

「2022年 『「強国」中国と対峙するインド太平洋諸国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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