信玄の軍配者

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著者 : 富樫倫太郎
  • 中央公論新社 (2010年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041730

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信玄の軍配者の感想・レビュー・書評

  • 軍配者シリーズ2冊目。

    本書の主人公は足利学校で出会った3人の青年のうちの、四郎左です。
    四郎左は幼いころに流行り病で家族を失い、自身も後遺症のために顔に醜い跡が残り、耳や足にも障害が残ってしまいました。
    頭の回転が速く、才能を持っているにも関わらず、見た目が醜いというだけで虐げられ、下男のような扱いをされてきた四郎左。
    しかし、「見た目だけで判断した奴らを見返してやる」という執念で、踏まれても踏まれても立ち上がるのです。

    足利学校で見つけた夢を叶えるために、京に旅立った四郎左でしたが、その後再度不運に見舞われ、40歳を越えたにも関わらず駿河で軟禁の身となっていました。
    才能を発揮する場を得られず、仕える主君にも出会えず、くすぶっていた
    彼の前に現れたのは甲斐の地を追放された武田信虎。
    信虎は自身を追放した嫡男・晴信(後の信玄)を殺すよう四郎左に持ちかけるのですが…。

    次々と不幸に見舞われ、時として手段を選ばないことにも手を染める四郎左ですが、彼を突き動かすのは夢を実現させたいという執念なのです。
    そんな彼の今までの人生を見てきた読者だからこそ、彼の目から涙がこぼれるたびに胸を打たれるのだと思います。

  • 四朗左さんの奮闘記、清々しさがあって、清らかで、でも汗臭い…とても良かったと思います。戦国の男たちの描写がめちゃ爽やかなんだけど、そこも読んでいて良い気持ちになれました。
    とくに好きな登場人物は千草さんかな~。
    次回予告の『謙信の軍配者』が楽しみです。
    楽しみの点残して★四つです

  • タイトルに相応しく、山本勘助の話でした。ずっと主人を見つけられなかった勘助が、やっと信頼できる主人をみつけられてよかった。小太郎との友情話も出てきたし、冬ノ助もちらほら出てきました。実際、戦国時代に友情という甘い概念が成り立ってたかはわかりませんが、(戦国はしたたかなイメージがあるので)ライバルとして、友達として、熱いヒューマンドラマがあってもいいかなと思いました。次は冬ノ助の活躍に期待です。

  • 早雲の軍配者よりこちらの方が面白い。
    早雲の方は小太郎がいいやつ過ぎてしまって。


    日本人、いかしてます。

  • 相変わらず、いいツボを押してくれる。作者の現代小説?も読んでみようかな。

  • 信玄の器のでかさにただ涙

  • 武田晴信の軍師 山本勘助

  • 今年最後の一冊。

    勘助の物語。

  • こちらシリーズで、第二作目なんだけど、風魔小太郎と、山本勘助の軍配者シリーズ。なんだか歴史にやたら疎くて、なんにもわからない私ですが読んでてとにかく面白かった!!!!

    学校で知り合った仲間とのその後戦で敵対し合う際に、相手のことを読んだり読まれたり、はたまた相手が不遇に陥ったときは助け合ったりという戦国時代での青春ストーリー。笑

    泣けます!!

    感激します!!

    今回はとっても嫌なやつだった山本勘助が、少しづつなりなんだか柔らかくなっていくその流れがなかなか泣けました!!!!

    ラストの冬の助のシリーズが楽しみっす!ちなみに、店長レンタル本で、図書館でも大人気!!

  • 思ったより戦のシーンは少ないがとても面白かった。日常のシーンもスラスラ読める。歴史小説初心者にもオススメできる。

  • 面白かった。
    裏切りと敵対で、複雑な戦国時代だが、難しさはなく、ぐいぐいと引き込まれていく。
    四郎左を通して、民の声を聴き、地理を調べ、情勢を確認することで、自然と状況が飲み込める。
    人物が誰も魅力的。
    3部作とのことで、他の作品も読みたい。

  • いわば軍事顧問的な役割を果たす「軍配者」として、病で醜い容貌となった青年が、その養成所「足利学校」に、名前を偽って入学するものの、その偽りが恨みを呼び、京都の建仁寺にてまた「軍配者」になるべく修業した、「山本勘助」は、不遇の時代を経て、武田晴信、のちの武田信玄に仕えることになる。
    一心に忠義に励み、家族を大事にし、時として友の恩義を忘れずに、最後まで働いた。
    武将のもとを、転々とすることも普通の世において、その後半生は、まれな生き方である。
    すなわち、ひとに嫌われる容貌を持ったことで、人間の顔色を読むことにたけ、いつのまにやらひとの外側の美醜に恬淡とした態度を身につけたことが、重用されることの一因になったのだろう。

    苦労が、ひとを卑屈にもさせれば、おもわぬ長所を生み出すことにもなるのだ。

  • おもしろかった!!

    今回の主役は四朗佐ならぬ、山本勘助。
    足利学校後、更に勉強を重ねたものの、故郷で不遇な
    監禁生活を送ること十数年、ようやく軍配者として
    活躍する場を、仕えるに値する主とともに得る。

    小太郎や冬之助との再会シーンがよかった。
    嫌いだけど友達だ、という言葉がメッチャ好き。
    同志ってやつですな。
    早雲より、がっつりと戦闘シーンがあって、
    勘助の軍配者っぷりがみれておもしろかった。
    千草さんや雪姫とのからみでの人間模様もあるし。
    晴信のやり手の武将としての顔と雪姫への青年としての顔とのギャップが笑えた。けど、人間ってそうかもな、と思う。いろーんな顔が、あって、その全部が1人の人間なんだ。

    軍配者として、自分が足らなかった、と自害さえしようと勘助がするシーンが印象的。
    人が、どう動くのか、なぜ、そう動くのか、
    そこまで考えてこその軍配者、かあ。
    いやあ、マジ、かっこいい~~。
    そして、最後にはとうとう冬ノ助が謙信の軍配者に!
    えっと確か信玄と謙信は何度も闘ったはずだよな?
    川中島の合戦、だっけ??
    次巻ではそのへんの駆け引きも読めるのかなー
    楽しみ~。

    そして、北条の軍配者としての小太郎が、これまたかっこいい~~!
    あの幼かった若殿も立派になられたようで、
    韮山様の想いが繋がってるんだなあっとしみじみと・・・。
    ああ、でも北条って誰かにやられなかったっけ??
    うう、メッチャ不安。

    が、まあそれもまた時代ってやつか。

    次巻謙信の軍配者で、三部作完結なんだっけ?
    いやあ、これは読むべし。

    軍配者、という存在を通しての歴史物として読んでもおもしろいし、信玄とか謙信とかの、有名どころがでてくるのも嬉しい。
    武将としての器量っつーか、そのへんの力が家の存亡に直結してるよなー。
    いやあ、ほんっとおもしろいっていやーこれほどやりがいのある時代はないかもしれないが、
    タイヘンだー。

  • 軍配者シリーズ第二弾?かな。
    あいかわず読みやすくて面白かった!
    前作で戦シーンが少なくて、もっと見たいのに!と思ったが、このためにとっておいたのか。と納得(´・ω・`)

    やっとみんな揃って、また先が楽しみです。

  • 歴史ものってあまり読めなかったけど、これは途中からぐわーっと入った。そして他のシリーズも読むことに決めた。

  • 『早雲の軍配者』を承けて、物語は小太郎から山本勘助こと四郎左へバトンタッチ。

    『早雲の~』で四郎左のキャラクターがしっかり造形されているので
    小太郎(北条)と冬之助(上杉)とのかかわりの中で、なぜ武田に仕官したのかなど、物語がとてもスムーズ。
    戦国時代、どう国を治めるか、なぜ他国へ攻め入るか、また国主の考え方一つでいかようにも変わるのだが、そういう描写がはっきりくっきり書き分けられていて読んでいて爽快です。

    本作は、武田軍が上田原で村上義清に敗れた機に、攻め込んできた小笠原軍を塩尻峠で武田軍がたたきのめし、信濃への影響を強めるところまで描かれている。

  • うぅむ!面白い!!
    文句無しに面白い!
    山本勘助の、不遇の日々と、信玄という最高の主人に巡り合えた僥倖。そして、信玄のために命を燃やし、学友との友情に生きる姿に、胸が熱くならぬ男子などおるかよ!
    前作、そして、三人の軍配者が揃いぶむ続作は、必読じゃなぁ。こりゃ。

    いやー、久しぶりの激賞でした。

  • 時間の流れは『早雲の軍配者』のつづきか。主人公は小太郎から四郎左へ。山本勘助として召し抱えられ、馬場美濃守、その娘千草との交流等、人間・四郎左がよく描かれている。本作はいよいよ村上義清との対決!という処まで。『謙信の軍配者』で小太郎、四郎左、冬乃助、相まみえるか!?わくわくしながら『謙信の軍配者』を読みたい。

  • 勘助こと四郎佐が主人公のお話。

    本物の勘助は「早雲の軍配者」で盗賊に襲われて死に、不遇な境遇でそ

    だち、ただの下男にすぎなかった四郎佐が「勘助」を名乗ることで

    足利学校への切符を手にするわけですが、この設定がなかったら

    ありきたりの山本勘助のお話で終わるところでした。それだけに

    よい主君、武田晴信に出合い、自分の人生に花を咲かせることが

    できた四郎佐を応援したくなりました。

  • 痘痕面なぞ戦に関係ない

  • 「早雲の軍配者」の続編で山本勘助が主人公になります。恵まれない環境のなか不屈の闘志で夢を追いかける勘助が良いです。 友たちとの変わらぬ友情で助けたり助けられたりと心地よい絆を感じ させ、武田家でも戦場場面も面白いですが春信をはじめ武将たちとの やり取りも面白いです。 特に千草との関係は世間から虐げられた者同士で生きる意味を問い熱い。

  • 軍配者シリーズ2冊目は、武田の山本勘介。
    本書の最後で、北条、武田、上杉の3方が揃ったようなので、3冊目が楽しみ~(あまり史実を知らないので読み物として普通に楽しめる予感)

  • これは、とても読みやすかったです。

    信玄が信玄と呼ばれるより前からの話で
    あまり知らなかった時期でもあり、
    軍師視線からの物語で
    武田家は あまり興味がなかったんですが、
    ちょっと その周りの人物を読んでみるのもいいかなと
    改めて思いました。

    主人公の同志(友達)の二人の軍師と
    微妙に助け合い、絡むのですが
    読み終わってから知ったのですが、
    そのあとの二人の軍師目線の物語もあるみたいですね!
    ちょっと探して、他の二人の軍師のも
    読んでみたいかも。

  • 人生50年と言われる時代に、40過ぎてからの遅咲きはスゴイ。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/9858773.html

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