猫の散歩道

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著者 : 保坂和志
  • 中央公論新社 (2011年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041990

猫の散歩道の感想・レビュー・書評

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  • カフカも中井久夫さんの本も読んでみたいな。

  •  「猫好き」ということで、ずっと気になっていた作家さん。
     小説を読んで、「どんな人が書いてるんだろう」「どんな生き方をしたらこんな言葉が生まれるんだろう」と想像を散々愉しんだのちに読むエッセイは、答え合わせをしているようで楽しい。だから、エッセイより先に小説を読み漁りたい派なのに、初めて手に取ったのが本作になってしまった。
     そんな「私ルール」から外れてしまったものの、「小説も読まねば!なんでこんな素敵な作家さんを今までスルーしてたんや!」と急く気持ちがこみ上げる。文章に溢れる謙虚な人柄、選ぶ言葉、リズム。本を読まず走り回っていた少年時代、「誰よりも食べてみせる」美学(でも好物は湯葉!湯葉て!)、四季に対する豊かな感性、そして猫を慈しむ気持ち(無灯の自転車なんか、地軸の傾きに引っ張られて転んでしまえ!)。母親世代の方にこんな感想を持つことすら烏滸がましいけど、共感できる部分も多く、逆に自分にはまだまだ知らない境地があるということを実感させてくれた。好きです!

  • 猫の話は面白かった。猫に振り回される姿に共感。

  • 最初のたった2ページのエッセイを読んだだけでぐっと持ってかれた!
    凄い。保坂さんの考え方好きだなぁ。

    悩みは自分で解決して乗り切らないと次で同じような問題にぶつかったときに対処できない。人からアドバイスをもらうことは大切かもしれない。でもそれをヒントに自分で考えて答えを出すことが大切だと気付いた。

  • 読みやすかった。
    猫のことは大抵興味深く読んでしまうので、置いておくとして(猫が嫌いな人は、この本読まないと思うし)、片づける能力は遺伝する、とか、三島由紀夫・太宰治の初恋説、川端康成の思い出など、面白かった。
    まあ、保坂和志の作品と三島・太宰じゃ水と油で、好きだと言われた方がよほど驚くので、好きじゃなくていいんだけど。

  • 保坂さんらしくない、短めのエッセイ。らしくないもんだから、そんなに、よくもなかった。でも、保坂さん、お父さんを自転車事故で亡くしたのか。合掌。(12/3/26)

  • エッセーもいいけど、そろそろ長編小説を読みたいなぁ。文芸雑誌に連載されているから、もう少しの辛抱か?

  • ご本人があとがきで仰るとおり、
    「小説を書けば事件が何も起きず退屈だと言われ、エッセイを書けばまわりくどくて難しくてわからないと言われる」保坂さんだけれど、これはさらりと読みやすいエッセイ。
    昔のこと、猫のこと、鎌倉のこと…。
    流れている時間の速度は、小説の中と同じかな、と思う。

  • 鎌倉を訪れた時、たまたま入った『たらば書房』にて著者サイン入り(やる気のない猫のイラスト付)を見つけて購入。クウネルから早稲田学報まで、あちこちで書き下ろした雑文集。字数制限があるためか、一般紙向けであるためか、文章にあの特有の回りくどさがなく、とても読みやすい。ひねくれた思考×ゆるい感性から紡がれる文章にはさまざなことを考えさせられる。平日昼間、仕事をサボって鎌倉の古びた喫茶店あたりで読み耽りたい一冊。

  • 早稲田の政経学部卒って学科を明かさないんだよな・・・何故だろう?~猫と暮らすようになったわけ。など~政治学科なのか,経済学科なのか,はっきりしろ! 世間的には政治経済学部卒で良いんだろうが,気になる。高校は中高一貫の栄光学園(ひょっとしたら学院)らしいが,鎌倉で川端康成の隣組だったらしい。大学卒業に6年掛かっている。勤め人も12年やったらしいね。小説は山もなく谷もなく平板だと悪評が高いらしいが,エッセイは上手じゃないか。それとも今更小説のスタイルは変えられず,金を稼ぐために平易なエッセイで人気をとろうという気分だろうかね。面白いと感じるのは,同年の生まれで似たような経験をしてきたからかもね。第4部の朝日の夕刊に連載した標題のエッセイは字数が限られていて,巧くまとめているけど,それが嫌かも

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猫の散歩道の作品紹介

友達、鎌倉、猫、子供時代、季節の変化、この社会…。生きていく日々をのびやかに綴ったエッセイ集。

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