愛の情景: 出会いから別れまでを読み解く

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120042225

作品紹介・あらすじ

古今東西の名作に描かれた恋愛の諸段階の型と文化・社会的背景を分析、創られた物語のパラダイムを解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • “愛の物語を構成する「文法」を明らかにしようとする”とあとがきにある通り、物語における“愛”についてのみ取りあげた本。描かれた時代背景が物語の構成に及ぼす影響にも触れている。小倉さんだしフランス文学メイン。ところで最初、昨年度のふらんす連載分のまとめかと思ったけれども、出版社も違うし書き下ろしとなっているし別物かと思いきや、読んだ記憶のある文がかなり存在したので、やはり被っているのじゃないかと。連載分をより詳しく解読したものと言っても過言ではない…書き下ろしだけど。

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著者プロフィール

1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。著書に『ゾラと近代フランス』『革命と反動の図像学』(以上、白水社)、『写真家ナダール』『愛の情景』『身体の文化史』(以上、中央公論新社)、『犯罪者の自伝を読む』(平凡社新書)、『パリとセーヌ川』(中公新書)、『近代フランスの誘惑』(慶應義塾大学出版会)、『「感情教育」歴史・パリ・恋愛』(みすず書房)、『歴史と表象』(新曜社)など、編著に『世界文学へのいざない』(新曜社)、訳書にユルスナール『北の古文書』(白水社)、アラン・コルバン監修『身体の歴史 II』(監訳、藤原書店)、フローベール『紋切型辞典』(岩波文庫)、ルジュンヌ『フランスの自伝』(法政大学出版局)など多数。

「2021年 『歴史をどう語るか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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