- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120042355
感想・レビュー・書評
-
面白かった。IIIはまあまあだったのに、今回は面白かった。特に、中盤。この人の文章の、そのリズムというか、スピード感というか、そこらへんが、とてもとても、僕は好きだ。(12/3/26)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても美しい日本語を紡ぎだしています。それだけに深く、しっかり読まなければならないし、もったいないです。もっと自分に集中力がないといけませんね。
-
発表された媒体が違う、多様な文章がおさめられているにも拘わらず、そんな感じはまったくせず、1冊にまとまっている。私が好きだったのは「Ⅰ」(第1章)。その中でも、とりわけ「釣り針のような言葉」が心に響いた。この著者のような感性や物事の捉え方に惹かれ、自分のブログもこのエッセイ集のような味わいがだせたらなぁ…と、とても感銘を受けた。あぁ、先生の授業が受けてみたいです…。
-
散文集と分類した方が似つかわしいみたいだ。初出の誌名はどれも馴染みがなくて、おかげで新鮮に読めました。
正直、とりあげられている写真集や作家に、まったく聞いたこともない名前もあって、まあ、ようするにちんぷんかんぷんのところもあるんだけど、文章を読むという部分で、気持ちよく読めるのが不思議です。 -
ちりぢりばらばらなところでいっているちりぢりばらばらなそのときどきの自分のきもちが、じつはそれとなく筋がとおっている、というよりか、まあ、ひとまとまりの雲のようなようすである、ということを考える。
様々な場所に掲載された文章をひとまとめにした本。いろんなところでこのひとの文章を目にするようになって、そのうちのわりと多くをそのときその瞬間に読んでいて、ときに「え、なんでこんなとこにも」と思うようなこともあったのだけれど、読み返すと、なんかこう、やっぱりこのひとの文章なのだな、と思う。だからなんだって?