人生教習所

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著者 : 垣根涼介
  • 中央公論新社 (2011年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120042775

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人生教習所の感想・レビュー・書評

  • ブクログデビュー作。
    mixiで書き貯めた720件ものレビューとリンクしてくれるかと期待してたけどダメそう。。。
    結局、一からですね。

    で、今作。
    読みはじめから面白い予感がし、途中まではほぼ完璧。
    南の島が好きだから、そしてやくざのおっちゃんと東大生のキャラが好きだったからサクサク読める。
    特に沖縄びいきの自分には、沖縄だけじゃなかったんだ!
    というか、沖縄よりひどい。。。と結構考えさせられました、小笠原諸島。
    ただ、最後の締めというか、そもそもなんでこの本を書こうと思ったのかが不明。
    人生の再生?小笠原諸島の不遇を知らしめたかった?人間ドラマ?
    どれもしっくり来ず。
    個人的にはこういうオチの特にはっきりしない話は嫌いじゃありませんが!

    そして、こんなセミナーがあるのなら是非行ってみたい。
    それでいいじゃないですか♪

  • 私もセミナーに参加してみたい・・・?

  • 島の歴史部分が少し退屈で(大事なのだろうが…。)読み飛ばしました。ストーリーとしてはまずまずでした。

  • 長かった…。小笠原諸島の歴史は全く知らなかったのでかなり勉強にはなった。ただ、所々、このエピソードいる?それより話の続きを!!という箇所もけっこうあり、悶々としながら読んだ。少し前に読んだ「ワイルドソウル」と「リストラシリーズ」→(勝手にそう呼んでいる)の要素がちょっとずつ入っていた(笑)太郎のその後が気になる。

  • 感動を期待して読み始めたけど、あっさり終わってしまった
    ただ小笠原の歴史は興味深かった

  • 小笠原の歴史と地理はわかった。

  •  引きこもりの休学中の東大生、元ヤクザ、女性フリーライター、隠居したコロンビアから帰国したおじさん。人生落ちこぼれ達が、そんな人の為の人間再生セミナー小笠原塾に参加する。アメリカ領から、日本領に変わった小笠原諸島、世界と日本を見る視点、美しい自然の中で、少しずつ自分とは何か、そして何をすべきかに気がついて行くというストーリー。
     爽やかな風を感じる文体、何かを掴んだ、ふわっとした感覚が心地よい作品。「午前三時のルースター」のような疾走感こそ無いが、そこまで深堀りしていないにも関わらず、人間ドラマとして、それぞれのキャラクターとそれにまつわるサイドストーリーが非常に整っている。
     人生は、自分のためにある。だけど、それが豊かであるためには、周りの人が幸せであることが必要だ。他人のことを思う、周りのことに少し興味を広げてみる、その結果、美しいものや素敵なことにより多く気がつくことができる。自分を変えるということは簡単ではない。でも、できないなんてことはないと勇気づけられる作品。

  • 小笠原諸島の事情は恥ずかしながら初情報。そうだったのか。つい沖縄諸島と混同してしまう。様々な情報や環境が人を変えていく展開は面白かったし、理事長がレポートで合否を決めるくだりは興味深く読めた。

  • 財界の有名人主催の小笠原諸島での自己啓発セミナーの類に参加した四名の話。年齢的にと言うか、性格的に通り過ぎた部分がテーマと言う感じで、あまり感じる部分はなかった。読み物として普通に読んだ。著者の過去の作品に出てる人物が出てるらしいが、単独でも問題なく読める。

  • 父島、母島での研修を通して、自分の人生を見つめ直す話。
    人は、人のために悩まなくなると、細微な自分のことで悶々してしまう生き物。

  • 人生をやり直したい。
    そんな思いを抱いた人向けに募集された「人生再生セミナー」。
    元経団連会長というしっかりとした後ろ盾があるものの
    こういう趣旨のセミナーって、怖くて近づけない。

    だから、どんな内容なのかすごく興味があった。
    しっかり取材される垣根さんだからこそ、参加した気分になって読んでいた。

    個性的な4人の主人公を中心に描かれる心のうちは面白かった。

    ただ、後半になると小笠原の歴史についてが何度も繰り返される。
    とっても興味深かったけど、それがセミナーとどう関係があるのかよくわからなかった。

    誰でも生きにくさを抱えているけど、
    やり方1つ、環境や考え方がちょっと変わるだけで変われるのかな。
    4人の今後も見てみたい気がした。

  • 柏木と太郎のやり取りが微笑ましかった。小笠原、父島に一定期間ホームステイしたくなった。
    内容は…アメリカ→日本に変わる、1968年6月26日。どこの国籍にするか、想像できないエピソードでした。

  • 小笠原の歴史と今を雑学的に知る読み物としては面白かったが、内容と「人生再生」というテーマが一致しない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13378760.html

  • 長編のSFが読みたくて、タイトルと分厚さで選びました。が、SF感はゼロ。でも、それなりの読み応えがあったので良かったです。
    小笠原の歴史に触れる良い機会となりました。
    いってみたいけど、船酔いが不安。とりあえず、竹芝まで行ってみようかな。
    2014/6/30読了

  • 小笠原諸島が舞台。そこで開かれる「人生再生セミナー」で知り合う様々な人たちの心の葛藤を描く。小説なんだけど、ちょっとした自己啓発本でもあるように感じた。
    セミナーの内容とは、前半は講義、そして後半は小笠原の住民達による、島の実情の話。セミナーに合格した11人達は食事や観光を共にし、自然に触れながら、成長していく。
    主人公はセミナー講習生の4人。ひきこもりの休学中東大生の太郎、
    何をやってもダメな女性フリーライター由香、元ヤクザの無職者、定年退職して悠々自適生活を送る竹崎。(正確にいえば、竹崎がストーリーテラーになることはない。)

    何と言っても、この本は知的好奇心をくすぐる。
    講師達が過去の自分の経験談をふまえつつ、「確率」、「目的と手段」等について講義し、それに対して彼らにどう感じたか、レポートを書かせる。太郎たちが自分なりに考え、紡ぎ出す解答が鮮やか。仕事をする上で、そして普段生活する中でも普遍的に考えなければいけないことがいくつも書かれている。
    今の立場を手に入れることが手段だとしたら、その次は、その仕事に自分なりに意味を見いだせるか、楽しく出来るか、というのが最終的な生き方の目的になる、ということだ。

    こういうセミナー、ありそうだけどない気がする。自己啓発セミナーはいくらでもある。南の島で観光、食事を共にして身も心も解放して。。というのは。面白い。自分は行かないと思うが。。
    そして、このセミナーを立ち上げた鷲尾がまた魅力的。

    垣根さんにしてはバイオレンスも無いし、異色の作品と言える。
    ヤクザの柏木が、「ヒートアイランド」シリーズの登場人物だったり、少しずつ作品同士が繋がっているのも小説マニアとしては見逃せないとこ。伊坂幸太郎みたい。
    地味ながら、読後感の良い作品でした。

  • 山陰中央新報で読む。新聞連載のタイトルは『めだかの学校』だった。大半がセミナーでの講演記録のようなもので、もう少し彼らの顛末を丁寧に描写してくれないと、訴えが響いてこない。もっとも、彼ら4人の中には自分を投影できるキャラクターがいなかったことが、惹かれなかった最大の理由なのだろう。

  • 読みやすかった。

  • 題名がいけてないのでどうかと思ったが、垣根涼介に限って間違いはないだろうと読んでみた。
    よくある人生再生物ではあるが、非常に興味深いないようであった。ステロタイプな人物造型ではあるけれど、それはそれでリアリティがあって面白い。
    なにより、へたな自己啓発本よりためになると思う。生き方や考え方の本質について考えさせられる内容あと思う。後半やや失速そるのが残念。

  • 設定とかは面白いし、作中に出てくる問題は自分を見つめなおすのに効果的で面白かった。ただ、舞台が小笠原諸島である必要性はなかったような気がする。小笠原の歴史についてつらつらと語られるシーンとセミナーがなんとなくかみ合ってない気がしたもので。柏木が森川に取った行動の意味が不明すぎるし、なんか嫌。前半は面白かったのに後半失速したかなぁ。2012/239

  • 面白かった!

    小笠原で開講された人間再生セミナーに、元ヤクザ、引きこもりの東大生、暗いデブ女、定年退職した女好きのジジイ等が参加する話。

    セミナーの内容や小笠原の歴史がとても面白くて、読者もセミナーに参加しているように感じられる。

    ちょっとワイルドソウルっぽかった。

    登場人物それぞれのダメなところ、良いところが分かりやすくて感情移入しやすかったし、好感が持てた。

    ただ、非常に細かくどうでもいい部分だが、登記上の人口が云々とあったのが謎。登記じゃ人口は分からない。
    その後では住民登録上の人数って出てきたけど。

    柏木が昔の女の住所を役所で調べてたのも謎。平成19年なら他人でも住民票取れたのかな…?
    ヤクザだから委任状でも偽造したのか…?
    話の上ではどうでもいいんだけども、気になってしまいました。

  • 小笠原諸島で人生のセミナーを開催し、それに参加する人々の話。小笠原諸島が返還された時の話など、自分も知らないことが多々ありましたので、自分がセミナーに参加してるような錯覚を覚えながら楽しく読むことが出来ました。

  • 「人間再生セミナー小笠原塾」!!

    『ギャングスターレッスン』で最後ブラジルに逃亡したヤクザの柏木。
    日本に戻ったものの、元ヤクザの身で真っ当に生きるすべもなく・・・(笑)。

    セミナーに最後まで参加できれば就職斡旋という文句に惹かれ応募。
    集まった面々は、休学中の東大生、暗い女性ライター、謎の竹崎・・・。

    竹崎は『ゆりかごでねむれ』の登場人物!?
    ここでもいい味出してますね(笑)

    人間再生というとなんだかおこがましいセミナーに思えますが、
    その人の心持ち次第で人生何とでもなる!!っていう前向きなお話でした。

    最後の〆はそれぞれの人生への覚悟。
    元ヤクザの柏木が踏み出した道は・・・(笑)

  • 読んでよかった

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人生教習所の作品紹介

ひきこもりの休学中東大生、南米へ逃亡していた元ヤクザ、何をやってもダメな女性フリーライターなど-人生に落ちこぼれた人間たちが目にした「人間再生セミナー 小笠原塾」の募集広告。錚々たる団体・企業が後援し、最終合格者には100%就職斡旋。一体、主催者の目的は何なのか?遙かなる小笠原諸島で、彼らを待ち受けていたのは、自分たちが知らなかった日本と世界、そして美しい自然。今、彼らの中の「なにか」が変わりはじめた…。清々しい読後感へと誘う物語。

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