銀婚式物語

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120042904

感想・レビュー・書評

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  •  新井素子をずっと読み続けてきた人にしか読めない本。『結婚物語』を読んだときは中学生くらいだったかな……。まさか25年後に続編を読んでいるとは、あのときは思いもしませんでした。50代になっても素子節健在! 70代になった素子さんが「そんで。うん。だから」と、金婚式物語を書いてくれることを願っています。

    「陽子」さん、もしももしも子どもができていたら、昼に起きて明け方眠るという生活、どうなっていたのかなー。小さな子どもがいたら、猫ズのリビング大爆発も日課にはしておけなかっただろうし。

     あと、「陽子」さんの胸爆発病、『困ってる人』大野さんのお尻を思い出しました。

  • 結婚物語、新婚物語から25年。
    小学生のときに読んでいた本に続編が出るとは。
    25年もあったら様々な出来事がある。
    時間の流れは無常で、でも、だからこそ馴れ合いも含めて結婚っていいもんだよと教えてくれていると思う。


    でもファージの最期には泣いた。

  • 結婚物語が懐かしくて手にとってみたものの。。。vvv
    そんで、さて。さて、ここで。の文体に、ついていけない
    自分を発見した。
    今日のライトノベルでも、もう少し上手な文章をもってくるだろうなって思ってしまう。結果、最後まで読むのが辛くなり久しぶりに挫折してしまった。頑張ったけれど読了かなわず。
    自分的に読めずに敗北した!感が強い作品。
    機会があれば再読に挑戦したい。
     

  • 結婚物語、新婚物語の続きとなります。とても懐かしくて手にとってしまいました。正彦さんと陽子さんの結婚から25年がたったのかー。大問題は起こらなくても、いろいろあった25年の結婚生活について書かれています。この方の書く文章は独特ですが、読んでいてほっとした気持ちになれるので大好きです。

  • 『この人と結婚して25年。
    何事も無かったとは言わないけど、今日も私たちは幸せですー』
    という惚気物語なのに、読んでいて嫌にならないのは、やっぱり新井素子だからだな。

  • あの『結婚物語』から25年。銀婚式を迎えた陽子さんが回想する、長くともに暮らした猫のこと、やってきた新しい猫たち、二人で建てた家のこと、去っていった人たち、そして得られなかった子どものこと…。なにはともあれ…結婚は愉しい。

  • 別の本を買いに行って、売り場で見つけてついつい買ってしまった一冊。

    結婚・新婚物語と読んでたので「ついに銀婚ですか!」と驚いた。

    内容は…相変わらずだなー、本文にある通り、なんの事件もなく淡々としていてはっきり言って作者と同様に年取って来た自分には…。

    でも長く結婚を続けて来て、相変わらず幸せそうなのが羨ましく。
    ファージの所では泣きました。

  • あれこれ(良いことも思うようにいかなかったことも)あったけれど、結局、陽子さんも正彦さんも幸せな結婚生活をおくっていたんだなというお話でした。
    結婚物語は素子さん(著者)が結婚してから少し時間が経ってから書かれたはずなんですが、それにしてもあれからそんな時間(銀婚式!)が経ってしまったなんて・・・自分自身の時間も振り返りながら読みました。
    もう一度、結婚物語→新婚物語→銀婚式物語と順番通りに読み返したいです。

  • うわあああ。なにもかも懐かしい。読んでるうちにいろいろ思い出しました。結婚物語はリアルタイムじゃなかった(数年誤差)けど、あれから25年もたったのかー。この人と結婚してよかったと随所に書かれていて、よかったねえと素直に思うのでした。

  • ドラマ化もされた結婚物語、新婚物語の続きの話。
    新井さんも書かれているけど、大きな事件は起こらないけど、なんだか幸せな夫婦の話。
    でも、幸せな夫婦と言っても、この作家だけによそにはない形の幸せかも知れない。
    コバルトから読み続けていて、本は増やさないがモットーの私でもやっぱり買ってしまう作家さんです。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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