うつけの采配

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著者 : 中路啓太
  • 中央公論新社 (2012年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043291

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うつけの采配の感想・レビュー・書評

  • 心に沁みるものがあるなか読了!家を興す初代・あるいは中興の祖の話は数あるなか、本家の存続にこそ知恵を傾けた「うつけの采配」・・・・・今の時代背景だから心に沁みるものがあるのかなあ..............。

  • 吉川広家ってゆうと毛利本家から見たようなイメージ、内通してヘマったってイメージしかなかったんだけど、精一杯やったんだなって感じがした。
    また人間くささが描かれてて親近感を抱かせる。精一杯うつけかましてやればいいんだな。

  • 吉川元春の三男で吉川家を継いだ吉川広家について書いた本です。

    時代的には、朝鮮出兵の際の碧蹄館の戦いから、関ヶ原の戦い後に周防国岩国に移ったあたりまでが描かれています。

    吉川広家という人物は、小早川隆景から毛利家を託されるほどの才能と、朝鮮の蔚山城の戦いでの武勇があったとしていて、そんな人物の関ヶ原の戦いをめぐる安国寺恵瓊との駆け引きや苦労がとても面白いです。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-db7d.html

  • 祖父に毛利元就、父は吉川元春、叔父に小早川隆景と、名将たちの血筋に生まれた吉川蔵人頭広家。文禄・慶長の役で勇名を馳せ、隆景とともに中国の大大名・毛利家百二十万石を支える「毛利両川」の片翼だ。しかし、幼少よりなにかと反発してはトラブルをおこし、毛利・吉川両家中からは「うつけ」と呼ばれていた―。戦国時代の最終局面、歴史上名高い関ヶ原の戦いを背景に、ただ一人毛利を守るべく知略の限りを尽くして奮戦する広家。その苦悩と葛藤の姿を、人間味豊かに描いた傑作歴史巨篇。

  • 大河ドラマ黒田官兵衛を見た後で、そこに登場していた毛利・吉川・小早川の殿様達が出てきて、面白かったです。
    そして、関ヶ原の合戦での吉川の位置づけが重要だったとは知らず、大変興味深かったです。

  • 吉川広家がいなければ今の毛利はない。分家の立場で、当主の理解を得ることができず、諦めの境地であったが土壇場で、隆景の遺言を理解して滅亡を食い止めた。

  • 名将毛利元就の孫にして、吉川家当主 吉川広家。
    好きで、吉川家を継いだわけでもないと嘯く広家は、幼少より何かとトラブルを起こし「うつけ」と呼ばれた。

    うつけは勇猛果敢な武将であり、知略謀略に興味は示さないが、文禄・慶長の役では名を馳せる。
    そのうつけが、天下分け目の決戦、関が原の戦い前後に、時には主君毛利輝元の意に反するような動きをとりつつも、毛利家存続のために尽力するさまを活き活きと描き出す。
    天下分け目の決戦、西軍につくか、東軍につくか。そして、うつけは何を考え、どう動くのか。さらに、彼を取り巻く周りの登場人物は何を考え、どう行動に移すのか。
    戦国の世にあって、大きな決断をしたのは、徳川家康、石田三成だけではない。各武将、御家人たち、皆がそれぞれ決断し、行動していたのだなぁと、改めて思った。
    なかなか、面白かった。

  • まさしく佳作。何の気なしに読んだら得した感じで、期待して読んでも及第点な。

  • 凡愚な才能と自覚しつつも、小早川隆景の智謀、吉川元春の戦勇を受け継ぐがざるを得ないような立場に立たされ、毛利家を存続させる、ただそのことだけを考えて行動した吉川広家の話だ。
    同じ毛利家の行く末を考えつつも対立した安国寺恵瓊との駆け引きなども見物だ。
    家康が恐れていたのは小早川隆景だ。その隆景は、恵瓊を毛利を潰しかねない奴ばらだと考え、それを広家に伝え、行く末を託した。広家は決して非凡な武将ではないが、毛利家を存続させた一事を持って、関が原の戦いでは、語り継がれていく武将であろう。

  • 我が意と異なり名家吉川家を継ぎ、織豊時代から徳川時代へ移り変わる激動の時代の舵取りを果たした、吉川広家の物語が痛快に描かれており、一気に最後まで読んでしまいました。
    最近読んだ歴史小説の中で、間違い無くトップレベルの面白さでした。

  • 毛利家の血筋に生まれ、毛利家の家風を憎み、毛利家の家名を守るために裏切り者の汚名を浴びたうつけの話。

  • これまで数々の戦国小説読んできた中、
    毛利家ってビッグネームの割にクローズアップされてなかったんじゃない?
    私も全くのノーマークだったわ。
    なんか名門だったのにまんまと「しくじった」感満載で、
    残念なお家 くらいの印象持ってたせいか、
    あんま興味持てなかったのん。
    これ読んで、もぉすまない気持ちでいっぱい。
    広家さん、がんばったんだねぇぇぇ。
    ■ ■ ■ ■ ■
    本筋も先が気になる、飽きの来ない展開だったし、
    漬物石氏との交流もちょっと最後とか泣かされそうやったよ。
    セクシー遊女の夕霧さんのプロ意識もかちょよかった。
    ■ ■ ■ ■ ■
    偉大なひとの身近にいたせいで自分に自信を持てないまま、
    大っきな責任を負ってしまった広家さん。
    逃げることなく、うつけとして采配を振るうその姿。
    うん、惚れてしまいそうかも。

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うつけの采配の作品紹介

祖父に毛利元就、父は吉川元春、叔父に小早川隆景と、名将たちの血筋に生まれた吉川蔵人頭広家。文禄・慶長の役で勇名を馳せ、隆景とともに中国の大大名・毛利家百二十万石を支える「毛利両川」の片翼だ。しかし、幼少よりなにかと反発してはトラブルをおこし、毛利・吉川両家中からは「うつけ」と呼ばれていた-。戦国時代の最終局面、歴史上名高い関ヶ原の戦いを背景に、ただ一人毛利を守るべく知略の限りを尽くして奮戦する広家。その苦悩と葛藤の姿を、人間味豊かに描いた傑作歴史巨篇。

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