RE*PAIR

著者 :
  • 中央公論新社
3.20
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本棚登録 : 101
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044335

感想・レビュー・書評

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  • 悪い作品ではないのですが、余りに重かった。

  • 吉永さんらしい佳作です。ヒロインがシッカリしているようで、過去の男にこだわりすぎなのが、ネックかも。過去に引きずられて物語が拡がるのは、吉永さんの作品らしいけれども、寄りが戻りそうになるのは作家のジレンマかも。題名との絡みでもあるか?さらりとした関係の方が物語的にはアットホームになれたかかも?事件との因果応報を描きたかったのかな!

  • 虚無感と切なさがあったけど、無理矢理なハッピーエンドじゃないし、バットエンドでもない、いい切なさでした。

  • 不倫が絡む話は好きじゃない。

    靴のリペアーをする人を「素手で、人の履き古した靴をつかめる人」と表現したのが新鮮で ただ単に直してくれる人じゃないんだなぁと…

    美冴の強さ?が好き。
    いつまでもしかたなしの選択に縛られているケイ、過去に囚われて殻の中に居る透子にはイライラする。
    母の事件が解決してようやく前に歩き始めた透子を見守る江波がいい。

    リペアーの細かな話が面白かった。

  • ちょっと暗いトーンで、淡々とした前半を読み進めるうちに先が気になって、後半はぐいぐい読んでしまいました。
    …が、あまり救いのないラスト……。
    川のある風景、主人公・透子の仕事ぶり、カッコイイ女っぷりはTVドラマになりそうな感じです。

  • ずーんと暗い。誰の気持ちも分からん。
    視点が頻繁に変わるせいか、何だか読みにくかった。
    紅雲町シリーズもそんなに好きなわけではないし、そろそろ潮時だろうか。

  • リペア職の透子の周りで起こる事件と、昔の事件が交差して日常が変わっていく話。リペア職人という馴染みの薄い職業を知ることができ、そこは興味深かった。

  • 革製品の修復職人・透子。
    アトリエの向かい側に10年前に別れた婚約者が妻子と暮らし始め
    封印したはずの過去が動き始める。

    衝撃的な事件がいくつも起きているのに
    感情が伝わってこず
    全般に薄い印象。

    【図書館・初読・11/22読了】

著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科卒業。2004年、「紅雲町のお草」で第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。著書に「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ『誘う森』『蒼い翅』『キッズ・タクシー』がある。

「2018年 『Fの記憶 ―中谷君と私― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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