展覧会いまだ準備中

著者 :
  • 中央公論新社
3.24
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本棚登録 : 351
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044366

感想・レビュー・書評

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  • いつもの様に読後感爽やかなお仕事小説ですが、悪くないんですが…、盛り上がりとパンチが足りない気が…。と言うのは、主人公が困難を乗り越え悪戦苦闘するような事が無いし、登場する人たちが似たような感じだし、中学生に到っては親しくも無い大人相手に弁が立ちすぎて現実味が遠い気がしました。お侍さんの幽霊?と絡む場面も少なすぎて中途半端な印象。タイトルが「準備中」だから中途半端?な訳ないでしょうが^^;

  • 東京郊外の美術館でのお仕事ストーリー。応援団の話しが楽しい。最後はそれでどうなった!?
    2013.8.25

  •  小さな美術館を舞台にしたオシゴト小説。
     主人公の今田も他の美術館スタッフも山本幸久さんらしいキャラクター設定で、途中まで安心して読めたのだが、過去の作品の登場人物たちがストーリーにからんできたあたりで、集中力が切れた感じ。
     肝心のオシゴトの内容と、今田とサクラと応援団OBのストーリーくらいに収めておけばよかったのに。

  • 大学時代応援部だった今田弾吉は,野猿美術館に学芸員として勤める今も,
    飲み会の席などでは応援のパフォーマンスをやらされる。あるとき,応援部の先輩が所有する羊の絵を見る。作者は乾福助という本草学者で,織物会社を興し,子孫が継いでいるという。

    なんといっても,「凸凹デイズ」のあいつらがまだちゃんと仕事をしているのがうれしい。あいかわらず強気の醐宮,飄々となんでもやってしまう黒川はかっこいいし,浦原さんもなんだかしっかりしたんじゃないか。

    いまこそ応援が必要だ。

  • 初作者。テンポ良く楽しめた♪(^o^)
    他の著書も読んでみよう~!

  • 小規模美術館の学芸員のお仕事小説です。学芸員に限らず、働くってなんだろうって考えつつも、コミカルな文章が全体を重く感じさせず、一気に読んでしまいました。

    突然会社が倒産してしまう人や、会社の愚痴を言いながら家族のために働く人、才能がありながら家庭の事情で好きな仕事を続けられなかった人、好きなことがあるのに親に反対されている中学生・・・。
    色々な人が出てきます。

    安易に「夢は頑張ればかなうよ!」という話に終わらせず、尚且つ読後感はすっきりと。
    学芸員になりたいと思っていた(大学に入ってすぐあきらめた)私には、少しだけ主人公がまぶしかったです。

  • 「仕事=働くこと」についてよく書かれていると思う。

    大きな何かがなくても、続けていけるのか?
    自分にももう一度確認してみた。

  • カバー・セラミックオブジェ / 芦田 尚美
    装幀 / bookwall
    初出 / 読売新聞ウェブサイト「yorimo」2010年9月1日〜2011年11月2日連載「嗚呼!!花の学芸員」改題全面改稿。

  • 美術館の話。

  • 応援団の描写が受け付けない。実際はもっとえぐいんだろうけど。
    あと作品間のリンクもそれほど楽しめなかった。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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