- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120044939
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。進んでいく旅の中で色んな人に出会い、どんどんゼンの知識や経験が積み重なっていく様子が、非常に愛おしく、頼もしく感じる。森さん独特のユーモアも健在で、それがまたゼンらしさが出ていて楽しい。ヤナギやマサミチとの出会いも今回キーになっているようで、今後の展開に期待が膨らむばかりです。
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山を降りて、いろんな経験を積み、だんだん世の中の事が解ってきたゼン(^^)ヤナギには敗れたけれど、剣の腕もますます磨かれ冴えてます(^o^)♪最後のナナシから衝撃の事実を明かされたゼンの反応が面白い!この天然キャラに女性は惹かれるんですかねぇ(*^^*)
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時代小説風ファンタジー。戦闘シーンの描写が好み!
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第三部。相変わらず通じて静寂な文体が非常に好み。
ドラゴンクエストのような世界をこの本から感じることができる。何も知らず、世に出てきた剣豪が世間とのずれや体験を通じて人間世界の異様さを浮かび上がらせるような世界感は、この作者独特のものがある。
まだ読んだことのない人は、一ページだけでもいいので読んでみて欲しい。1ページで好みが分かれるだろう作者。 -
ヴォイド・シェイパシリーズの3作目。
ゼンの出生が明らかになりました。
今まで命をかけた戦いという内容や文体、装丁も含めてスカイクロラシリーズみたいな感じだと思ってたのですが、ゼンの考え方は犀川先生みたいだなぁ…と感じるようになってきました。
まぁ、そういう意味でもとても森作品っぽいのですが、ゼンの出生の設定が思った以上にテンプレな感じで…この先これがどう展開していくのかが気になりますね。
跡継ぎ騒動に巻き込まれたり…?でもそんなゼンが想像できないです(笑)。
ノギさんとの関係が全く進まないようでちょっとは変わってきてるのかな?
2人にうまくいってほしいと思うほどではないけれど、ノギさんのひとり相撲な感じは読んでて面白いです(笑)。 -
表紙が楓だったので惹かれて読んだのですが、侍ものでした。
古い時代の本は、今と言葉が違いすぎてあんまり好きではないのですが、本書は普通に読めました。
どっちかっていうと、未だに就職活動中の私に対するエールのような、若者向けに対しての精神論でした。 -
綺麗だった。
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最初からの「まさか」は「まじ」になった。。。
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寝る前に30~50分ほど、4回にわけて読んだ。
5秒くらいかけて出来事の流れを辿って続きを読み始めるのが、
この作品にちょうどいい間だなと思いながら、そうした。
物語の大きな流れは予想を裏切らない方向に向かっている。
だからこそ集中力はゼンと一緒にゼンの中に潜っていくことが出来ると思う。
怠惰に、目まぐるしく過ぎていく日々の、深呼吸になる作品。