スカル・ブレーカ - The Skull Breaker

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044939

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の率直な誠実さで小気味よくストーリーが展開される。

    「人間にとって最も大切なことは、この正直さだと自分は考える。それは、ある特定の相手に対する正直さではなく、もっと広く周囲の皆に、また己に対し、そして、自分の生き方にも及ぶ正直しだ。」

    「素直な筋を走る刀は速い。迷いがないからだろう。もし迷うとしたら、それふどこかに不信がある。誤魔化しがある。(中略)ときには必要かもしれないが、そちらを本意と考えてばかりいると、結局は自分が誤魔化されていることとおなじになる。そういう者の刀は、いつも迷い、常に無駄な動きをするようだ。これは、ほとんど誰にでも多かれ少なかれある。」

  • シリーズ3作目。やっぱりきれいな、透明な印象。
    心が脱脂洗浄されるような感覚。

  • ゼンとノギのやりとりが面白い

    最初の巻はわからなかったけど、少しずつわかってきて面白くなってきた

  • ゼンシリーズの最新作、なかなか深みが出て来て面白いですね。

  • 続きものなのだけれど、相変わらずすらすら読める
    ゼンの出自がわかる大事な一冊
    キャラクターが皆魅力的
    それにしてもゼン様はモテるなぁ

  • 主人公ゼンノスケの天然ブリがパワーアップしており、冷静な心情描写とボケの会話というアンバランスが面白い。2作目で出生の秘密はほとんどネタバレ状態だったので、特に驚きもなかった。魅力ある脇役がよい、とくにノギがいいね。

  • 森センセイの剣豪小説シリーズ第3弾。
    ゼンの出生の秘密が明らかに!
    まあそんなもんだろうとは思っていたけど、ここまで大層なお生まれだったとは。
    ヤナギさんが超タイプなので、また出てきてほしいなあ。あの方にお仕えすることになったのだから、また出てくる可能性はあるよな!
    ナナシも気になるなー。
    脇役なのにちょこちょこ出てきて、しかし大したことはしてないチハヤさんも、なにげに伏線のような気がしてならない。
    いよいよ都が近づいてきて、どう展開するのか楽しみであるぞ。

    装丁がまたとってもキレイ♪

  • 友人から借りて読んだ本。
    シリーズ3作目の本だったんだf^_^;

    自由に生きる為には、強くなくてはならないんだろうな〜

    「ゼン」いい。
    1作目から読みたくなった。

  • いよいよ物語が加速してきた印象。
    早く続きが読みたいな。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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