馳星周の喰人魂

著者 :
  • 中央公論新社
3.44
  • (6)
  • (11)
  • (16)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045035

作品紹介・あらすじ

喰人の故郷・北海道。小説とサッカーの取材で訪れた日本各地やアジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの国々。愛犬のために移り住んだ軽井沢。その行く先々で著者が出会った絶品料理(たまにハズレも)や食材の数々、至高の料理人たちを盛りだくさんに紹介!そして、世界を駆けめぐる食いしん坊作家が辿り着いた、無理せずにダイエットできてしまう「なんちゃってマクロビオティック」とは-!?人気作家が辛口&ユーモラスに綴った、著者初の食エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 香港行くことあったら、「裸屋」の「牛肉餅」は絶対に食べようと思った。
    馳星周作品を読んでいる人なら、馳星周の俺様的なえらそうなコメントも大丈夫だと思うが、そうでない人は上から目線が鼻につくこと多々あると思う。でもその分、乾燥が赤裸々な食レポを読むことができて楽しいはず。
    といいつつも、途中で飽きて読むのやめた。

  • 馳さんの食のエッセイ。
    いいんだけど、かなり自慢話的な語り口。
    もちっと、何とかならないものか。

    イギリスでパスタ頼んだ同行者を怒る、なんて別にいいじゃん。

    ベルのたれ、は道民の誇り(筆者のジンギスカンのしめに、
    卵とごはん、そしてたれで作るチャーハンはうまそうだ)
    と、赤坂の「燻」は納得。

  • 食いしん坊の私にはピッタリの本でした。
    ここの家の子になりたい!

  • <目次>


    <内容>
    読売新聞のWEBサイト連載の記事をまとめたもの。東京や軽井沢や台湾、香港、ヨーロッパのうまいものが次々と紹介され(不味い飯も)、口からよだれの出る話が多い。ただし、最後にマクロビオティック(なんちゃってらしいが…)料理の話になって終わるというオチ…。何というか…。

  • 旨い料理はどんよくお代わりを求め、たとえ胃が満タンでも貪欲に食べる。軽井沢、香港、欧州などで馳さんが出会ったおいしい料理たちの話。

    ---------------------------------------

    超一流の料理を食べてきた故の自信なのか、信頼関係のあるクマさん以外の料理人に対しての態度があんまりよくないな、と思いながら読んだ。料理してくれる人たちへ、もう少しリスペクトするべき。

    日本人の良舌なら味わえるが他の人種にこの味はわからない、みたいな表現が何度かでてきたことも嫌だった。色んな日本人がいるように、世界には様々な人達がいるということを忘れて、一括りにしてしまう横暴さを感じた。
    目の前のものを褒めるために、別のものを貶すやり方はいいとは思えない。軽井沢の野菜と東京のスーパーで売られている野菜をわざわざ比べるのも下品だった。

    美味しいパスタに対して、”食べることがそのまま性的快感に繋がるよう”だと表現するところなど、イケてる描写もいくつかあった。差別的な言い回しや、強気な文言がもっと少なければよかったな、というのが全体的な感想。

  • どれもこれも美味しそう。
    でも馳星周のこの文体、久々に読むと、ちょっと鼻につきますね。。。

  • 美味しいもの。食べたいな〜!
    朝昼晩ご飯作ってくれた上、
    妻のご機嫌至上として動いてくれる夫、最高!
    地産地消について、凄く共感。
    長野から関東に来て野菜の不味さに驚愕。
    長野育ちには水からまずいと思ってるので
    ここで地産地消してもどうかな⁇
    とは思うけど

  • 食レポ的なエッセイであり、しばらく読み進めていくと、飽きて文字通り「食傷」する。特に、高カロリーな食事がお好きなようで、かつ、トリュフがやたら出てきて、ちょっとそのスノッブが鼻につく気がしないでもない。

    まあ、人の食生活なのでけちをつける筋合いもないのだが、内容が似たような話が続くし、書籍としての評価は低くなる。半分くらいから読む気がしなくなったのだが、最後になんというかいきなりマクロビの話が登場する。飼い犬の病気がきっかけとのことだが、いきなりマクロビに目覚めてしまい、それまでの食レポはなんだったのかというほどの方向転換である。本人は「それでいいのだ」と開き直っていて、まあ、それもどうでもいいしけちをつけるつもりもないが、ちょっと唐突で驚く。

    この人の小説を読んだことがなく、まずはエッセイから手を出してみた。小説も読んでみるかな。

  • 自らを美食家といい、著名な作家と言う。上から目線の偉そうな奴め。
    イラッとしつつも、うまいもんのためなら土下座も辞さない食い意地の汚さと不味いものを食べて激怒する大人げなさに引きつつも、文章からも美味さが匂いたつ。

    デカい犬可愛い。この犬種、好きー。

  • 資料ID:21302258
    請求記号:596.04||H

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

馳星周の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×