風に吹かれて

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著者 : 鈴木敏夫
  • 中央公論新社 (2013年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045295

風に吹かれての感想・レビュー・書評

  • 土日に風邪で寝込みながら読んだ本。
    ジブリのプロデューサーとして、宮崎駿さんと高畑勲さんをプロデュースし続ける鈴木敏夫さんを、ロッキンオンの渋谷陽一(渋谷さんは何故か昔から敬称略)がロングロングインタビューした一冊。
    3人の天才と、そこに集まってくる優秀な人たちの話を読んでると、ある種、Beatlesだなと思えてくる。
    で、若い頃に読み漁ってた渋谷陽一のインタビューはやっぱりいいよなーと思える一冊。

  • 天才・宮崎駿と高畑勲を転がしきるジブリのプロデューサー鈴木敏男の最新作。「仕事道楽」(良作)等の前著を押さえていないときつい部分も多いが、「アリエッティ」や「コクリコ」から「風立ちぬ」「かぐや姫」までが語られ、面白い。宮崎がアリエッティの米村が気になりストーカーしまくる姿とか、「巨神兵」を書いた庵野と宮崎の繋がりとか、興味深く、あっという間に読み終えた。それにしても、凄い人だ。

  • 鈴木敏夫『風に吹かれて』中央公論新社, 2013年 読了。
    宮崎駿・高畑勲という2人の天才を陰で支え続けた、スタジオジブリの立役者・プロデューサー鈴木敏夫。
    インタビュアー渋谷陽一氏が、そんな鈴木敏夫氏の軌跡を辿ったインタビュー集です。
    *
    スタジオジブリ設立に至るまでの、鈴木敏夫氏の半生が面白い!
    引き裂かれていた少年時代、
    ノンポリにも関わらず政治闘争の中核に関わった学生時代を経て、
    徳間書店入社、『週刊アサヒ芸能』を経てアニメ雑誌『アニメージュ』創刊。
    そして、宮崎駿と高畑勲との出会い。
    いち編集者でありながら『ナウシカ』『ラピュタ』制作に参加、
    二足のわらじ生活から、スタジオジブリ設立に参画し、プロデューサーとして中核を担っていく…。
    各局面での、鈴木氏の状況把握力・分析力・判断力・決断力・行動力・調整力…etc.には、終始圧倒されます。
    *
    鈴木氏が、大切にしてきたこと。
    自分を俯瞰する視点と、逃げずに物事と向き合う姿勢。
    インタビューの中で、鈴木氏はこう語る。
    ”プロデューサーに最大に必要な条件。当事者になっちゃいけない。(中略)当事者になったら失敗する。プロデューサーとして責任を持ち、実行に移すっていうときに、(中略)誰か一人がそれを客観的に見ていなきゃいけない。”
    (P.249 L.10-16より引用)
    ”出会って自分から離れてったら終わり(中略)。出会って相手が去っていくのはいい、でも自分からは去りたくない。”
    (P.297 下段L.4-15より引用)
    *
    会社員として働く身にも、グサッと刺さる内容でした。
    新年の始まりにオススメの1冊です。(2017.1.2)

  • 風立ちぬの「旅路」という曲は、なんで「旅路」なのか?ずっと考えながら弾いてたら、答え合わせのように、本の中に、そのワードが転がってた。わぁ。って思った。
    鈴木さんは何度となく、高畑、宮崎と出逢ってしまったから。と話していた。
    人と人の付き合いは生かすか殺すか、どっちかで、殺されたら負けとも。
    殺されたら負け。って、出逢いに於いて勝ち負けは、よくわからないけれど、能動的である方が面白いねんとは思う。鈴木さんは、能動的で行動力も持ってはる。
    インタビュアーの渋谷陽一さんの物言いが、やっぱり苦手。それでも、よく毎回インタビューが成り立ち、駿だけでなく、鈴木さんも言わなくてもいいことまで打ち明けてしまってるんだから、インタビューって、言葉運びだけの字面ではわからないもの、たくさんあるんやろうな。
    駿も、かなりの堅物と思ってたが、鈴木さんに言わせると、パクさんのがさらに上を行ってて、上には上がいてるもんだ。
    鈴木さんは、涼しい顔をした猛獣使いなのかもしれない。

  • スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さんのインタビュー本です。鈴木さんと宮崎さんが初めて出会った話やスタジオジブリ創設の経緯など、ジブリの歴史を辿れるだけでなく、千と千尋の神隠しが実は1人の女の子のために作られたというような撮影裏話まで楽しめます。面白い作品は、その作品ができるまでの過程も面白いです。この本を読めばジブリ作品をもっと楽しめること間違いありません。⇒http://shinmaga.com/2016/02/22/post-241/

  • ジブリの歴史が詰まっていてそんなことがあったのかあと改めて驚いた。やっぱりジブリの世界というか宮崎駿、高畑勲は異様だ。そして、それを操る鈴木敏夫の手腕は凄い。。面白かった。

  • 読み応えあったー
    鈴木さんやはりすごいなぁー

  • ジブリ作品の裏話が読める本。
    鈴木敏夫と宮崎駿、高畑勲の出会いの話等。
    他で読んだ既知の内容もわりと多かったのがちょっと残念。

  • 元アサ芸の記者で現在悪徳プロデューサーの話。

  • 鈴木敏夫さんの幼少期が気になり読了。


    やはり、この人もまた天才だった。



    三人の天才が自然に高め合うジブリスタイル。

    自分の中で一人は決まっている。
    あともう一人、多分次に出会うその人が
    鈴木敏夫さんみたいなタイプのような気がしてきた。

    この調子で風に吹かれていこう。

  • インタビューで目にする鈴木敏夫さんの語り口の魅力の秘密というか、そのバックグラウンドにある鈴木さん自身の生い立ちが面白すぎました。鈴木さんの魅力は、宮崎駿、高畑勲の作品に違った光を当てるという評論を、もう自然に地の声で、友達に語りかけるようにやっちゃってるところですな。

  •  不満は、唯一、題名かな。
     あまりに手垢にまみれてないか。

  • ジブリの鈴木さんの本。

    やっぱり何冊も読んでると既読情報が多くなってしまうのが残念なところ。
    でも、既読情報だけでも読ませるし、新たな情報を見つけたときのうれしさは格別なもの。

  • スタジオジブリの歴史とともに、その時その時の3人がよくわかるインタビューなきがする。

    インタビューなんて普段しないけど、このインタビュアーように話を聞ける人になりたいなと。

  • ジブリのプロデューサー鈴木敏夫への幼少期から現在に至るまでのインタビューで構成されている。
    若干、インタビュアーが自分の持っていきたい方向にこじつける感じも受けたが。
    宮崎駿、高畑勲、そしてジブリの調整役・フィクサーとして知られる仙人っぽい人。「天才」を上手にバランス良く支え続けてきたこの人もまた「天才」だとつくづく感じた。何考えてるか分からない感じが魅力であり、同時に不気味でもある。その人生はまさしく「風に吹かれて」。流されるまま。飄々と。
    彼の人生を何となく疑似体験できたような気がする読書体験となった。

  • 宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫
    ジブリの天才オジサン達はみんな人間くさかった!

  • 対談の内容本だけど....
    テレビでしゃべっている時のほうが面白いにゃん
    裏話もいいのもあったけど...

  • 渋谷陽一による、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫のインタビュアー。鈴木敏夫と鈴木敏夫を取り巻く人々が生き生きと描かれている。

    インタビューという行為はどこか聞き手がそらぞらしい。そんな先入観を気持ちよく破壊してくれる。著者は鈴木敏夫となっているが、この本は明らかに聞き手・渋谷陽一によって生み出されたひとつの世界、作品といえる。

    だから、本書は、『おじさんの自慢話をほど退屈なものはない』という定説をも覆す。自慢話上等、自分はこんなに気持ちよく自慢話を聞くことができるんだ、そんな心地よい驚きをもたらしてくれる。

    世間では、傾聴が流行っている。しかし、つまらない話を傾聴するのは簡単ではない。まずは面白い話から傾聴しよう。本書は傾聴の練習にも最適な一冊である。

  • 渋谷陽一によるインタビュー集。「アリエッティ」「コクリコ」制作時のエピソードが面白い。今までも「ジブリの幻の新人監督」は山のように居たが、大体二週間で潰れていったらしい。原因は駿のプレッシャー。ジブリという超特殊な組織の運営の難しさが垣間見える。

  • 宮崎駿、高畑勲との映画作りの現場がよく分かる。
    「火垂るの墓」を公開当時に観たが、確かに線画だけのシーンがあったことをよく覚えている。まさか、未完成だったとは。

  • 後半のインタビュー集は両名とも楽しそうで何より。

  • 毎週毎週の締切に追われながらモノを作っている私としては
    映画みたいな、長いスパンで大勢の仲間と一緒に、
    大きなモノを動かす仕事って楽しそうだなぁ、なんて
    ワクワクしたりしました。

    それにしても宮崎・高畑はもちろんのこと
    この鈴木敏夫っていう人も、
    やっぱり天才って頭おかしいんだな…。

  • ジブリを実は支え、方向づけている男、鈴木とは何者か?その謎に迫るという序文から惹きつけられる。それにしても破天荒な大人物である。幼少期・そして慶応大学生、徳間書店入社、アサヒ芸能編集長、アニメージュ編集長、そして宮崎駿、高畑勲との出会いから映画プロデューサーへこの人のパワーが人生を創り、スタジオジブリを生んだ。スタジオジブリの裏の社史を楽しく語ってくれる。インタビューの迫力がそのまま伝わってくるような本だ!1作毎の制作裏のドラマも笑いの連続。

  • 渋谷陽一による鈴木敏夫インタビュー集。これまで行ったものに彼の生い立ちまで加えた集大成となっている。鈴木敏夫は話がうまいのでぐいぐい読み進ませる。内容も今だから話せるといった事柄も多く興味深く読んだ。ひとつ気になったのは、なぜロッキングオン社から出版されていないのだろうか。

  • ブログに掲載しました。
    http://boketen.seesaa.net/
    宮崎駿ほどの才能であれば、鈴木敏夫との出会いがなくとも、別のかたちでその創造性を発揮していただろうと考えることもできる。

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ジブリの30年を語る。ナウシカから風立ちぬまで。

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