Sの継承

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045301

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  • 1963年、東京オリンピック開催前の準備に沸き立つ時代。国家を揺るがすクーデターが計画されていた。戦争終了後、会社を経営し潤沢な資金を持っていた国重は国をただすという正義の名の下、クーデターを計画する。
    武器は「S」という毒ガス。核兵器と同じで使用せずに国家を揺さぶろうとする。メンバーはわずか7人。
    国重はメンバーの中の過激な思想を持つ2人に迫られていた。強行すべき。しかし、国重は工藤という公安警察官に作戦の妨害を依頼する。
    2013年、一人の若者が同じく国家を正すという名の下、クーデターを計画する。武器は「S」。
    同志はネットで募った。東京の10か所に毒ガスを仕掛けた。首相を人質にとり、議員総辞職と憲法改正を要求し、国会議事堂前にワンボックスカーで立てこもる。タイムリミットは12時間。警視庁捜査一課の峰脇は犯人に迫る。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    1963年、五輪前夜に人知れず計画されたクーデター。2013年、警察を翻弄する連続毒ガス事件。時空を超えたふたつの事件を繋ぐミッシングリンクは白骨死体と「S」。その正体とは!?

  • 分厚い…が、最初の現代編は「おっ」と思い読み続けるがすぐ60年代編へ…ちょっとかったるいが我慢していけば読み続けられます。

    また現代編に戻りますが、ソコからはあっという間に読み終わります。

    結局1人ではどうにも出来ないし、そんな孤独な人間が日本を変えようと考えますかねぇ~疑問に思います。

  • 公安関連かと思ったら違った。
    50年前の計画も人選含めて甘さが目立つ。

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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