- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120045769
作品紹介・あらすじ
完全アウェーの転校生、さつき。スキージャンプの天才美少女、理子との出会いが、孤独で憂鬱な日々を塗り変えていく-わくわく、ハラハラ、うるうる。全部が詰まった青春小説。
感想・レビュー・書評
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ソチオリンピックスキージャンプ代表の伊藤有希選手が主人公のライバルのモデル。
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何か新しいことを始めるキッカケは、案外こんな簡単なことなのかもしれない。
始めてからそれを続けられるかは、楽しいと思えるかどうか。
やりたくない、面白くない、全然楽しくないのなら、続くはずがないもんね〜。
ジャンプという到底体験できない世界を物語の中で少しは感じ取れたように思う。風にのるって気持ちいいものなんだろうな。
友人や両親にこれほど心配してもらえるっいいな。 -
完全アウェーの転校生、さつき。
スキージャンプの天才美少女、理子との出会いが、孤独で憂鬱な日々を塗り変えていく―わくわく、ハラハラ、うるうる。
(アマゾンより引用) -
スキージャンプの選手として切磋琢磨する2人の少女の物語。小学生〜中学生までの数年間の競技生活が描かれており、さわやかな青春小説というキャッチコピーがぴったりだった。
スキージャンプは見るからに怖そうなので、やってみるまでのハードルが高いスポーツのように思えるが、確かに空を飛ぶという夢のあるスポーツであることは確かだ。ジャンプの楽しさに魅入られる、体験から入団までのシーンは特に面白く読んだ。
小学生からずっと同じスポーツをしていれば、体型の変化は必ずついてまわる課題だと思う。そのような課題も正面から描いていて応援したくなった。ジャンプに反対だった母親視点の章が入っているのも良い。
行動の理由や心理描写がとても丁寧に描かれているので、入試問題にこの作品がよく使われるというのも納得。中学生が読んでも楽しめると思う。 -
2022.5.4
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スキージャンプに打ち込む少女たちの青春小説
北海道の小さな集落での期待の人への注目加減が容易に想像できるのもおもしろかった