向かい風で飛べ!

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045769

感想・レビュー・書評

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  • 完全アウェーの転校生さつき。
    スキージャンプの天才美少女・理子との出会いが、孤独な日々を変えていく――
    心を揺さぶる青春小説。

    女の子たちが主人公ってことがミソ。ね。

  • スキージャンプ女子の物語。ありがちな話ではあるが好きだな~体の成長は大変かも…
    2014.1.28

  • もうすぐソチ五輪が開催されるというこのタイミングで読めて良かったです。理子とさつきの友情や、ジャンプに対するひたむきな気持ちがとても爽やかでいいですね。いまいちルールが分からなかったジャンプ競技ですが、この本のおかげでオリンピックを見るのが楽しみです。

  • スキージャンプを題材にした青春小説。でおスポ根ものではないかな……そりゃあたしかにそのための努力も描かれてはいるのだけれど。「楽しさ」が前面に押し出されていて、さわやかな読み心地。空を飛ぶ感覚の描写は非常に魅力的で、やってみたい気にもなるなあ。
    それでも周りの大きすぎる期待や身体の変化で悩む彼女たちの姿は痛々しくもあるけれど。それもまた試練であり上昇のきっかけにもなる「向かい風」。何事においても、試練は悪いだけのものとは限らないのかも。

  • ソチオリンピックが間近な今、なんともタイムリーなスキージャンプが題材の青春小説。友でありライバルでもある少女たちの姿が爽やか。高梨沙羅ちゃんで脳内再現しつつ一気読み。
    乾ルカさんて、こんな青春全開の小説も書かれるのね。今まで読んだ作品とあまりにもテイスト違いすぎて、思わず作家名を再確認しちゃいました(笑)

    「向かい風は、大きく飛ぶためのチャンスなんだよ」

  • 一作ごとにガラリと趣を変える筆者
    最新作はなんとスポーツ青春物!

    スキージャンプに足を踏み入れたさつきと
    周囲から高い注目を浴び続けてきた理子。

    出逢い、反対、逆転、衝突、挫折、意地悪なライバル…
    スポーツ物の王道をいく展開ではあるが
    共に風を感じ、ワクワクしながら読み進められた。

    ただひとつ、ある人の名が知れ渡ってるってのが何かの伏線と思ったら
    さほど関係無かったのがちょっと引っ掛かった。

    【図書館・初読・12/25読了】

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著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ!』『龍神の子どもたち』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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