戸惑う窓

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著者 : 堀江敏幸
  • 中央公論新社 (2014年1月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045844

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戸惑う窓の感想・レビュー・書評

  • イロイロな窓関連のお話が出てくるので、窓好きにもいいかも。窓書いてる人の画集借りたw

  • 登録番号:12

  • 相変わらず凄い。
    導入で何故、戸惑う窓なのか、を
    知った瞬間に鳥肌。

    とても頭を使う作品ですが
    堀江さんの品性と、鋭角な視点を
    存分に体感できる一冊です。

  • 「窓」をモチーフに、前後上下左右360°の視点から書かれたエッセイです。

    窓を境に内側から外側から、
      同じ窓から臨む光景の人それぞれの見え方、
    映画、写真、絵画、小説、詩に登場する窓たち、
      窓を通して感じる光、風、空気、音、匂い
    建物の一部としての窓そのもの、
      窓の前にいる人々 etc.

    様々な切り口は、著者の感性の豊かさそのものです。

    思いのこもった詳しい描写は、私の描いた絵は本物に申し訳ないほど下手ながら、見たことのない絵画を、読み手の心の中で思い描かせてくれます。

  • つい 手が出てしまう 背表紙
    ほーーっ と ため息が出てしまう表紙
    ちょっと変形の ほど良い持ち感(?)の重さ

    もちろん 中味は
    いつもの
    堀江敏幸さん

    それにしても
    堀江さんにかかると
    単なる「窓」が
    どうして こんなに魅力的な「存在」に
    なってしまうのだろう

    満足 満足

  • 窓にまつわる散文。「語りの高い窓から」が翻訳の妙味を感じ楽しかった。

  • 堀江敏幸「戸惑う窓」http://www.chuko.co.jp/tanko/2014/01/004584.html … 読んだ。窓だけじゃなく風、光/影、窓からの景色を題材に綴られる。堀江敏幸を読むだびわたしにこの作家を教えてくれた読書会(休止中)に感謝する。リアルタイムで著作を終える幸せ、この人の文章を一生読み続けたい(つづく

    堀江の本から得る他の作家や作品は多い。今回はなんといってもヤニスリッツォスという詩人。詩は苦手なので殆ど手にしないけれどこの人の詩は読んでみたい。甘くて率直で躍動感のある描写。訳文の効果も大きいのかな。そして手にする論評に必ず登場しその都度読みたいと思うが未読の日野啓三…(おわり

  • ちょっと読むのしんどかった。最近こういう系ですな。

  • 名作の中の「窓」にまつわる散文集。ロマンチックだー。

  • 装丁からして最高。
    手に取って嬉しくなるという一冊。
    堀江敏幸は私にとって最高の作家さん。同時代に生きていることに感謝してしまうほど。

  • 昨日ほほうほうほう言いながら読み終わった本である。別にためになることが書いてあるわけではないが、ほほう…というくらいによい装丁の本ではあるし、ほう…と声がもれるほどにはちょっと声に出して読んでみようかと思うくらいわたくしのすきなこのひとの文章のリズムというものはいつもどおりすばらしいものである。ほいで今日ついったーを眺めていたらもひとつほう!となることがあって、ちょうどこの本でチャンドラーの日本語訳の訳者が二人いた(清水俊二と田中小実昌)というところからその訳の違いにふれつつ、どちらかというとより特徴的な、そしてわたくしの愛する田中小実昌の翻訳について語った文章を読んだその次の日に、ネットのニュースで「『ロング・グッドバイ』ドラマ化決定」という見かけ、しかも脚本は渡辺あや、舞台を日本に翻案しているというまあ原作扱いなのだからそりゃあ日本人がマーロウなんて名前じゃあないよな、そりゃそうだろうよ…とわかってはいたけどそこにはちょっと気落ちしつつ、しかしながら主演に決まったという浅野忠信が田中訳のマーロウのように「ぼく」そして「おれ」をつかいわけて誰かに(自らに)語りかける姿を想像してみるのである。たぶんそんなふうにはならないだろうけれど…。

    なんの話をするつもりだったのか。この本の話か。まさか時計雑誌に掲載されているものだったとは。そしていろいろな切り口から語りつくされる「窓」についての話。時計雑誌だから「時」とかなのかと思いきや「窓」。ずっと「窓」。しかし読みすすめていくと…という先にあるのは別にカタルシスなどではないのだけれど、ああ、まあ、やっとね、そうよね、ひとつくらいはね、でも書くとしたらこのタイミングくらいよね、とまたもや、ほう、と言ってしまったのであった。

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