超訳・法華経の世界

  • 13人登録
  • 4.00評価
    • (2)
    • (0)
    • (0)
    • (1)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 中村圭志
  • 中央公論新社 (2014年3月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046025

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

超訳・法華経の世界の感想・レビュー・書評

  • 釈迦がもしこの本を読んだらぶっ飛ぶのじゃないかな。俺こんなこと言ったっけ?みたいな。多分すごく大雑把に要約すればこんなのでいいのかな、というレベルの参考程度でなら釈迦も許してくれるかも。

  • 【選書者コメント】なんとなくとっつきにくいイメージのある「お経」ですが、ピンクの表紙にお釈迦様やお坊さんのイラスト、帯の言葉に惹かれました。

  • ボクの父親方のお墓は曹洞宗だ。母親方は天台宗。カミさんお実家は浄土真宗。でも、ボク自身が死んだとき、どういう宗派になるのかはよく分からない。今の世の中、実際、そんなもんじゃないだろうか。

    ボクは法華経にはちょっと縁がある。決して法華経に興味があったわけではない。兄が創価学会に入っていたのだが、創価学会は日蓮宗系なので法華経が根本経典だ。創価学会の人たちに折伏されたこともあったが、「ハイ、入会します」なんて簡単にはいえなかった。無理やり勧めるスタイルが嫌いだった。でも、兄は生死を彷徨うような手術をしたから、宗教を求めたのだと思う。父親は晩年、兄に勧められて創価学会に入っていたことがあるようだが、退会したとも聞いた。本当のところは分からない。だけど、父の葬儀は日蓮正宗だったと思う。

    ボクが好きな宮沢賢治は日蓮宗を信じていた。明治初期に田中智学が創設した国柱会も中心に法華経があるが、賢治も一時期、国柱会で奉仕活動をしていたらしい。二二六事件の精神的バックグラウンドとなったといわれる北一輝も、日ごろから法華経を読経していたという。いったい、法華経とは何なのか? ボクの根底に流れる疑問だった。

    さて、本書を手にしたのは代官山の蔦谷書店。スピリチュアル的なものを欲していたんだろうか、一緒に佐々木閑さんの『般若心経』も買ってしまった(笑)。

    本書を書いたのは宗教学者の中村圭志さん。北海道出身らしい。超訳とあるだけあって、とても読みやすい。SF仕立てで書いてある。法華経の世界観もなんとなく分かった。中村さんのネーミングがいいんだろうと思うけど、以下、メモしておく。

    ■prologue 場面設定
    ■part 1  GOOD NEWS 万人がブッダになれる!
    ■part 2  COMMITMENT この福音にコミットすべきだ!
    ■part 3  ETERNITY あなたを永遠の釈迦が応援する

    中村さんは本書の初めてこう書いている。

    「悟りより大事なものは何か? それは希望である。では、希望とは何か? 明るく生きることだ。」

    分かりやすいよね。中村さんは、個人が思いつめた顔をして信仰告白なんかするより、法華経のような宇宙と生命、そして社会との連続性のビジョンやストーリーを「教養」として共有することのほうが大事ではないかと指摘している。ボクもそのとおりだと思う。

    明るく生きること。希望を忘れないこと。くじけそうになったら、戻ってくる。

全3件中 1 - 3件を表示

超訳・法華経の世界の作品紹介

お釈迦さま、大ブレイク。法華経は、はっきりいってかなり「やんちゃ」なお経である。お茶目といっていいくらいユーモアとパロディに満ちている。「プライベートな悟りよりも大事なものがある!」霊鷲山・説法大フェスティバルのライブを現代語訳。

ツイートする