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- Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046315
作品紹介・あらすじ
1926年12月の昭和の幕開けから、44年7月の東条内閣総辞職まで…あの時、他に採るべき道はなかったか?戦争に突き進む時代の全貌を多角的に描き出す。読売新聞の大型連載「昭和時代」第3部、待望の書籍化。
感想・レビュー・書評
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2013〜14年新聞連載の書籍化。概ね時系列に各回1つの主題を取り上げ、記者の文章のほか専門家の「視点」又は当時を知る人の「証言」からなる。政治のほか経済、また文化や社会生活も対象。1人で1つの主題となった人物は近衛文麿と東条英機だけだ。
評価をめぐり何かと論争の多い時期だが、良い意味で教科書的で癖がなく、かつ分かりやすい。五・一五事件、満州事変や南京陥落時の世論の熱狂にも言及されている。また特に太平洋戦争中に言論統制にさして抵抗しなかったメディア側の責任にはまるまる1回充てている。
単純化されていたり(五・一五事件後の首相指名をほぼ政友会対軍部の構図とし、森恪の存在を割愛など)、物足りなかったり(都市文化は十分説明するが、同時期の農村部の状況が不明)と感じる部分もあるが、ざっくり概略をつかむには良い本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:210.7//Y81
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【配置場所】工大選書フェア【請求記号】210.7||Y||戦前・戦中期【資料ID】11401265
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