- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046506
感想・レビュー・書評
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文化や環境が違えば当然に違うよね、と気が楽になるとともに日本は母親に負担強いすぎ…とも思う。
・家庭菜園できたらいいな
・可能な限り抱っこで動きたいな
・仕事を与えてみたいな
・口寂しくて泣く赤ちゃんに自分の乳首吸わせるアカ族パパ最高すぎる
股割れズボン調べてたら、ネットの荒波の中で童子蛋に出会ってしまい、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は台湾で産まれてアメリカに養子に行き、
アメリカ人の両親に育てられた女性。
韓国人の旦那さんと、娘が一人おり、アルゼンチンに住んでいる。
台湾の実の兄妹や、韓国人の義兄妹、いろいろな国籍、人種の友人達の子育てを見ながらも、基本的にはアメリカで一般的な方法で子育てをしている。
ジャーナリストとして、少数民族を含めて、いろいろな子育て方法を取材したり、調査したりもしている。
この本には、どんな子育てが良い、悪い。と書いてあるわけではなく、この地域ではこんな子育てをしている。といろいろな事例が紹介されている。
特に、アメリカ的な子育てと違う点について、寝かしつけ方、食事、遊び等書かれているのですが、日本人の私から見ると「アメリカ的な子育」の方が馴染みがなく、また、世界各地の事例と比べても、アメリカ的なやりかただけが違っているように読める所も多かった。
しかも、一昔前のアメリカでの子育ては、現在のアメリカの子育てよりも、日本や他の地域の子育てに近く、短期間で子育ての仕方が変わってきていて、アメリカ的なやりかたが世界に広がりつつある事がわかった。
アメリカ的なやりかたが悪いわけではないのだけれど、変わってきた理由が、その方が子供にとってよりよいからではなく、商業的な戦略による所が多いようで…母として、企業の戦略に乗せられるだけでなく、必要な物を選び取れる知識は必要だなと考えさせられた。
欧米のやり方が世界に広がっていく傾向があるけれど、昔から行われてきた、その地域に根差した子育て方法というのも、その土地の風土にあっていたり、理に叶っているものもあり、昔ながらのやり方も見直しつつ、世界各地の子育ての知恵を、自分の子育てに生かしていきたいなと思いました。 -
世界の子育ての多様性を著者の実体験を交えながら人類学的に示した本。翻訳なので少々読みづらい。
子供に家事労働をさせること、アジア人が学業優秀な理由など、文化的な要請もかなり大きいのだと感じた。どれが正解というわけではなく、これだけの多様性があるということは正解がないということ。著者のように色々なやり方に刺激を受けながら、良いところは取り入れていけば良いと思う。
我が家も遊びの代わりにお手伝いを取り入れても良いと感じた。できないと決めつけるのは親。家族の役に立っているという本人の幸せにもつながるものである。 -
結局どんな風にしても、
とりあえず子供は育つ。
ただし正解というものが
あるかないかはわからない。
フランスの幼稚園の給食が羨ましすぎる! -
アメリカ人の著者がブエノスアイレスで子育てをしながら、世界各国の子育てに関する事情や研究を調べた本。
アルゼンチンではたまの夜更かしもかまわず、フランスでは子どももコース料理を食べ、ケニアではベビーカーは使わずにスリングのような布で赤ちゃんを巻いて運び、中国では股割れパンツで所構わずトイレトレーニング、アフリカのアカ族のお父さんは育児に柔軟で47%参加して、ポリネシアでは子どもの中で年長さんが幼児の面倒をみる。
子育てを始めた私は、子育ての何かにつけて、昔はどうしてたんだろう、もっと原始的な暮らしの地域はどうなんだろうと考えを馳せていた。その疑問に答えるようなさまざまな地域の特徴的な子育て方法が書かれていてとても興味深い内容だった。
日本人が気にする細かいことなんてあんまり気にせず、いろんな文化圏のいいとこ取りをしていきたいな。
点を下げた理由。そこの人の名前から家族の歴史から暮らしぶりから、記述が詳細かつ多すぎて本論までたどり着くまでが読みにくかったかな。 -
幼い娘を持つ母親でもある記者が、世界各国の子育てを取材し、自らも実践していくルポルタージュ。常識として両親や産院で教わる子育て方法も世界を見てみればバラバラで、親子の数だけ子育てのやり方も違っていいんだと気付かされ、楽になった。