プール葬 (novella*1200)

  • 23人登録
  • 3.27評価
    • (1)
    • (6)
    • (4)
    • (4)
    • (0)
  • 8レビュー
著者 : 新井千裕
  • 中央公論新社 (2014年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046827

プール葬 (novella*1200)の感想・レビュー・書評

  • 熱くもなく冷たくもない、ぬるいプール。毎日をただ漫然とゆらゆら漂う。時に死んだように浮かんだりもする。現実に背を向け膨らんでいくのは妄想だけ。それでも人と人との出会いの中で、微妙に心を絡み合わせながら生を目指して歩んでいく。きっとした眼差しに、どこか気持ちが明るく救われる。

  • 表紙の写真が可愛くて、手に取った本。
    だけど中身は、写真とは違った。登場人物が皆、前向きじゃないんだよね。いつかどんでん返しがあるのではと思いながら読み進んだんだけど。

    最後まで変わらずだったな。

  • どんよりした感じから
    ふーんって感じへ。

  • なるほどそれで「プール葬」。なかなか面白かった。

  •  なるほど、これは書き手は男性だな、と思わせる男性像である。
     植物のように生きられたらいいなぁ。

  • プールで猫のお葬式。
    せつない感じ。

  • 独特の世界観をもっていて、ずっと昔から好きな作家さんでした。
    この人の話に出てくるおじいちゃんは、みんな好き。
    久々に、秩序と混沌の新井千裕の世界を楽しみました。

  • 淡々とした目線でつづられている主人公の日常と妄想…いや、空想が、居心地のよい小説。
    主人公の空想はもちろん、他の登場人物のセリフも私の頭と心にすっとはいってくる。
    共感できる部分が多いというか自然にシンクロするというか。
    哲学的であるが、難解なところはなく、文章自体も非常に読みやすい。それぞれがかかえる悩みなども、ドラマチックにえがかず、淡々としているのがかえっていい。
    また放射能汚染という言葉がちょくちょく出てくるので、「ポスト311小説」なんだろうが、メッセージ性を強く押し出しておらず、おしつけがましくない。

    プール葬ごっこも、心あたりあるな。
    私は、沈まないで浮遊死体派だけどww
    クレオパトラの涙のくだり、分子原子の発想も好き。

    「まっとうな思考力とイマジネーションを有する人間が、この不確かな世界を理解しようとすれば、精神が不安定になるのは当然だ。」うん、うん。

    居場所なんてないんだよ。けど、この本は私のとってちょっとした居場所になりうる。

全8件中 1 - 8件を表示

プール葬 (novella*1200)の作品紹介

ぬるい日々に漂う市営プールの管理員。ある日、猫を連れた放浪老人に出会い、彼のコーガンに異変が…

プール葬 (novella*1200)はこんな本です

ツイートする