北条早雲 - 悪人覚醒篇

著者 :
  • 中央公論新社
4.22
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046858

作品紹介・あらすじ

民を守るため、お前を討つ!悪徳大名を斃し、戦国の世に名乗りを上げよ。乱世の梟雄と呼ばれた男は、駿河への下向の後、ついに伊豆へ討ち入りを果たす。『早雲の軍配者』に連なる大好評シリーズ第2弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 北条早雲こと伊勢新九郎を描く、シリーズ第2作。
    足利義尚の奉公衆になってから、堀川御所を攻めるまで。

    おもしろかった。

    いつまでも家督を譲られない甥・龍王丸を助けるため、駿河に向かう新九郎。
    その後も、自らを富ませるためではなく、民を幸せにするための選択を重ねていく。

    そのまっすぐさが、さわやか。

    龍王丸たちからの信頼も深く、農民たちからも支持される。
    狭い領地ながらも、新九郎のやりたかった、みんなが豊かに暮らす政ができていて、すがすがしかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    民を守るため、お前を討つ!悪徳大名を斃し、戦国の世に名乗りを上げよ。乱世の梟雄と呼ばれた男は、駿河への下向の後、ついに伊豆へ討ち入りを果たす。『早雲の軍配者』に連なる大好評シリーズ第2弾!!

  • 史実はどうかはともかく、とにかく読みやすくて続きが読みたくなる。全巻そろってから読めば良かったとおもうくらい、次が気になる。この手の本には珍しく細心の史実を盛り込んだ内容になっているので、歴史の流れを知る上でも楽しい。ただ、北条早雲自身が将軍家や管領家とこんなに親しい関係にあったのかどうかは甚だ疑問。税(年貢)の軽減は実際にあったことだとは分かっているが、農兵分離がなされていない時代なのに、あたかもそれがなされていたかのような記述もあやしい。そういう事実は別にして、小説としては充分に楽しめる。

  • 伊勢新九郎は、甥の龍王丸を助け、ついには駿東地方、興国寺城にて城持ちとなる。
    堀越公方足利政知の後継争いに巻き込まれる事となり、ついに伊豆の足利茶々丸との一戦に及ぶ。
    茶々丸との一戦に際して、早雲庵宗瑞と名乗ることとなる。
    農民の暮らしを思い、年貢を軽くし、理想郷を築こうとする闘いが始まる。
    戦国武将のなかでも、伊勢新九郎は、1番志高く、魅力的。飽きずに読み続けられますね。

  • 興国寺入りから伊豆討ち入りまで。

  • 4

  • 文庫の発売が待ちきれず、図書館で借り、1日で読み終わった。2巻もオモロイ。
    幕府の動きと駿河、伊豆動きを絡めて、なぜ新九郎が伊豆に攻め入っていたのかをよく描いている。そして、何より、悪人とは何なのかがよく描かれていた。

  • 伊豆の国取り経緯が将軍家の騒動と絡めてよくわかるし,新九郎の大きくなっていく姿が清々しい.また,妻に先立たれる事情ながらどの妻も素晴らしくて運がいい.わくわくしながら読んでいる.

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 20171218

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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